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モナリザはなぜ、傑作と称され続けるのでしょうか?そもそも美術作品は「見られて」はじめて機能するものであり、つくり手と鑑賞側とのコミュニケーションが成り立たない限り、作品の価値も生まれてこないとも言えます。作品を理解するには、作品そのものに込められたメッセージや、描いた人の「人となり」、あるいはその時代時代の文化も含め、立体的に把握しないと、本質には迫れません。こうした作品が持つ魅力を伝える~プロデュースするという立場から、美術を見る力を鍛え、その価値を見いだし、社会に伝える技を磨くのが、本コースの主旨です。
そもそも作品のすばらしさを見る人に伝えるためには、プロデューサー自身が作品の一番の理解者であることが大切です。生きている自分を基点に作品の価値を見極め、今の時代という受け皿の中で、どのように迫れば作品が社会に流通していくかを考えます。言葉に置き換えて伝える技術や編集能力といった、プロデュースの実践的なワザを一緒に磨いていきましょう。本コースはアートを通じて「人」を知り「時代」を見抜く場所です。芸術をとりまく環境を常に考え、美術の価値を人の心へと伝えられる人材の育成をめざします。
美術文化領域 美術文化コース アート・コミュニケーション選択コース 准教授
高橋 綾子