インタビュー(ピアノレッスン室[4号館])

授業内外でのサポートとともに、
演奏活動も行っています。

音楽学部 演奏学科契約助手
宮本 未央

大学でピアノ助手として、授業に出席して先生方のお手伝いをはじめ、公開講座のときに伴奏をしたり、学生の相談に乗ったりしています。
学生の相談に乗ることは多く、「練習していてもあまり結果が出ない」「人間関係が上手くいかない」など、さまざまです。自分の経験をふまえてお話しています。私も学生のときに、先輩や後輩が応援してくれたので、私もできるだけ学生のサポートをしたいと思っています。学生には、「未央先輩!」と呼ばれることが多いです。学生とは年齢的に近いので話しやすいのでしょう。ただ、アドバイスといっても「こうするといい」と言ってしまうより、学生の自主性を大切にするように気をつけています。
助手になってから、当然ですけど「学生と違う」ということを感じます。伴奏をしても上手くいかなかったではすまされない。仕事として責任を持つということです。今はピアノのあるお部屋をいただいていて、学校での空き時間は練習をしています。それで成果を出すことも仕事の一つです。

名古屋芸術大学の大学院を卒業後、契約助手となって2010年春で2年目を迎えます。幼稚園に通っていた頃から趣味でピアノを弾き始め、中学卒業時には音楽の道に進むと決めていました。高校で音楽を専門に学び、名芸大に入学しピアノコースで1年目を終えたときにカナダのバンクーバー音楽院に2年間留学。その後、大学に復学しました。日本での名古屋フィルとの協演、ハンガリー・リスト音楽院ホールでのショルティオーケストラとの協演、学内での演奏会などにも出演しています。
大学での経験では、コンチェルトがとても楽しかったです。オーケストラをバックにピアノを演奏するということは、学生ではなかなか無いことです。オーディションがあり、大学のオーケストラと協演できます。毎年夏に開催されるのですが、とても良い経験になります。

名芸大は、コンサートの数が多いのが特徴です。学生のうちから舞台に立つことはとても価値があります。自分で頑張って勉強するだけより、1回の舞台経験がとても勉強になります。私も学生の時にたくさん舞台に立たせていただきました。オーディションがあるものでは、皆頑張って練習します。緊張感や達成感などを通して、より一層成長できるのだと思います。この気持ちを学生にも伝えていきたいです。
これからの目標は、コンサートにもっと出ることと、室内楽に挑戦することです。昨年も機会をいただいて室内楽を体験したのですが、楽しかったです。新しいことにチャレンジするのはワクワクします。学生にも、積極的に演奏活動をできるようにサポートできたらと思います。

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