5月5日(土)・6日(日) 「第2回トロンボーンフェスティバル」が開催されました
2018.05.05~2018.05.06
演奏会
2018年5月5日(土)6日(日)
中部地方で活動するトロンボーン奏者(中高生、大学生、一般の愛好家、プロの奏者など)が一堂に会し、
日ごろの活動成果を披露するイベント、
第2回「名古屋トロンボーンフェスティバル」が本学にて開催されました。
名古屋の地において、
トロンボーンに特化した、初の大規模イベントである第1回のフェスティバルから2年。
第二回目の「名古屋トロンボーンフェスティバル」の開催となります。
今回のスペシャルゲストとして、
元ボストン交響楽団、ボストンポップスのバストロンボーン奏者のダグラス・ヨー氏を迎え、
本学トロンボーンアンサンブル、愛知県立芸術大学、名古屋音楽大学、
名古屋高等学校、愛知県高校生、
名古屋トロンボーンアンサンブル、ヤマハ吹奏楽団トロンボーンアンサンブルなど、
12の団体が出演する盛大な演奏会となりました。
11時からのフェスティバルコンサートに先立ち、
午前中は、東キャンパス3号館ホールで「ウォームアップ講座」が行われました。
「ウォーミングアップ講座」では、
日本センチュリー交響楽団バストロンボーン奏者の笠野望氏が中心に行われ、
音を出すためのポイントなる部分を解説しました。
参加した高校生や参加者の方々は熱心に話を聞き、
皆でウォームアップを行いました。
また、3号館3階の大アンサンブル室では、
協賛各社によるトロンボーンの展示・販売が行われ、
多くの来場者が実際に楽器を手にし、感触を試していました。
フェステバルコンサートは、
3号館ホールで午前11時開演、18時30分終演の長丁場となりましたが、
各団体とも、すばらいしい演奏で大いに盛り上がりました。
本学からは、高井涼佑さん、久山奈穂さん、伊達華奈さん、
桂山祐未さん、安藤颯希さん、稲垣敦さん、ニ之湯明照さんの8名が参加、
フィリップ・スパーク作曲「東京トリプティク」等、3曲を演奏しました。
ゲストのダラス・ヨー氏のリサイタルでは、
蒲生祥子氏と笠野望氏と共演し、
ロベルトシューマンの「献呈/Widmung」など、
7曲を演奏されました。
ダグラス・ヨー氏はボストン交響楽団時代には音楽院で教鞭をとり、
その後はアリゾナ大学で教授を務めていました。
ダグラス・ヨー氏は生徒たちにいつも
「君のゴールは偉大なトロンボーンプレイヤーになることではない、
トロンボーンを演奏する偉大な音楽家となることを目指すべきだ」と伝えていたそうです。
演奏を通じてダラス・ヨー氏のメッセージが伝わってくるようでした。
フィナーレは、M.ウィルソン作曲「76本のトロンボーン」を出演者全員で演奏。
著名なプロから高校生までがステージいっぱいに並び、
トロンボーンを奏でる華やかなクラマックスでは、
ホール全体がトロンボーンの力強い響きに包まれました。
奏者・関係者の想いが込められた演奏に、
会場からは惜しみない拍手が送られました。