本学学生の制作した啓発ポスターが西枇杷島警察署から表彰されました

愛知県警西枇杷島警察署が2020年7月に募集した「住宅対象侵入盗ポスターコンクール」と「交通事故防止ポスターコンクール」で、本学の学生の応募作品が優秀作品に選ばれ、12月3日に西枇杷島警察署 署長室で作品に対する感謝状の贈呈式が行われました。本学からは受賞者を代表して「住宅対象侵入盗ポスターコンクール」優秀賞の山田彩乃さんと「交通事故防止ポスターコンクール」優秀賞の森崎萌黄さんが参加、感謝状と賞金が授与されました。当日は中日新聞、尾張中央タイムスが取材に訪れ、贈呈式の後、署長さんと共に記者さんの質問に答えていました。

住宅対象侵入盗ポスターコンクール

優秀賞

山田彩乃(やまだ あやの)
デザイン領域ライススタイルデザインコース2年

入選

田畑玲(たばた りょう)
美術領域洋画コース4年

交通事故防止ポスターコンクール

優秀賞

森崎萌黄(もりさき もえぎ)
美術領域アートクリエイターコース1年

入選

竹内竜也(たけうち たつや)
美術領域アートクリエイターコース3年

受賞作品紹介

山田彩乃さん『あなたの家が狙われているかも』

山田彩乃さん

『あなたの家が狙われているかも』

山田彩乃さん
暗闇に乗じて進入しようとしている不審者の瞳に、あなたの家の鍵穴が映り込んでいる。危機感あふれる構図だ。 「あなたの家が狙われているかもしれないという危機感から防犯意識を高めてもらうのが狙いです。コンクールへの参加は自分のスキルアップに必要と考え自分で応募し、精一杯つくりました。優秀賞に選んでいただけて大変光栄です」
制作ソフト/Adobe Illustrator・Photoshop

森崎萌黄さん<『あぶない! そうなる前に自主返納』

森崎萌黄さん

『あぶない! そうなる前に自主返納』

山田彩乃さん
深刻化している高齢者ドライバーの事故問題。高齢者の尊厳にも触れる自主返納というテーマについて、「先日祖父が免許を自主返納しました。」と語る森崎さん。「そのときに本人が家族と話し合うきっかけの必要性を感じ、家族の間でも話題にできるような雰囲気作りに役立つようなポスターを目指し、暗いイメージにならないよう、配色に時間をかけました」
制作ソフト/Procreate

西枇杷島警察所長 藤村洋一さんに伺いました

西枇杷島警察 藤村洋一所長
『住宅対象侵入盗』は昨年よりは若干減少していますが、「忍び込み」等、犯人と出くわしてしまったときは最悪の事態になりかねない危険な犯罪です。山田さんのポスターを啓発に活用しながら、防犯カメラや二重ロックの推奨など、引き続き抑止に努めてまいります。
一方『交通事故防止』ですが、県内の交通死亡事故数はワースト1が続く、とても厳しい状況です。当署館内では昨年より若干減りましたが、2名の方が亡くなっています。死亡事故数件数を減らす取り組みとして、ご高齢ドライバーさんの運転免許自首返納を奨励しておりまして、今年は昨年よりも返納件数が増えています。ただ、永年運転してきたご高齢ドライバーさんにとって、免許証を手放すということはなかかハードルが高いことで、いざとなると躊躇なさる方も多いのが現状です。そこで、森崎さんのポスターの説明にもあったように「ご家族の協力」も得ながら自主返納を推進していこうと考えております。

制作はアイデア出しの段階から全てPCやタブレットで、スケッチブックは使わない。お二人とも作品の出来・不出来のジャッジは「お母さん」にお願いしていたそうです

所長さんとの雑談タイム。「若いうちにやっておいた方がいいことは何ですか?」という問いに、ご自身の登山趣味を交えて「やりたい事はなんでもやってみるべきです」と語る藤村所長。若い彼女たちにとって無駄な事など何もないのです