こどもデザインだいがく「パーティーをひらこう」を開催

 2022年11月26日(土)、27日(日)、12月10日(土)、11日(日)の4日間に渡り、西キャンパスにて、こどもデザインだいがく「パーティーをひらこう」を開催しました。「こどもデザインだいがく」は。デザインのさまざまなことについて体験し知ってもらうことを目的に、2018年から始められたワークショップ。今回で5回目の開催となります。今回は、本学OGの PLAY! PARKキュレーター 小栗里奈さん、デザイン領域 西岡毅講師が中心となり、有志の学生、OG、そして参加する子どもたちも加わり、パーティーを企画することからはじまり、必要な飾り付けやゲームなど必要なものを作って準備、パーティーを開催します。

 初日の11月26日は、パーティーの企画を考えようということで、キッチンカーで出すお菓子のメニューを考案。食べるのに必要な紙ナプキンにレーザー彫刻機でかわいい絵柄を入れたり、乾杯のグラスにリューターで模様を彫ったりと、さっそく制作にも取りかかりました。グラスを使うのならコースターも必要と丸太を輪切りにしたコースターにレーザー彫刻機で模様を入れ、キッチンカーにもガーランドで飾り付けを施します。ガーランドは子どもたちが描いたイラストをコピーして切り抜いたものを使い、可愛らしく手作り感満載。パーティーにはゲームも必要と、クラッカーを作り、お菓子の入ったピニャータ(メキシコのお祝いで使われるくす玉)も用意、宝探しで遊ぶイースターエッグハントと、さまざまなゲームの準備も進めます。パーティーの招待券ももちろんお手製、11日のパーティー直前まで、準備が進められました。
 印象的なのは創作に向かう子どもたち。リューターやグルーガンなど、丁寧に扱う必要のある道具もしっかりと使いこなしています。家庭ではなかなか体験できないことでもあり、熱心に作業に取り組んでいました。創作に関しては、風船あり、紙粘土あり、針金、紙皿、ダンボール、リボンに色紙とあらゆる素材、道具もレーザー彫刻機、リューター、グルーガンと大学にある機器を使い、思い切り創作を楽しみました。
 11日午後3時、パーティーの時間になると招待状を持った親御さんや友達が集まってきました。乾杯しクラッカーを鳴らしてパーティーがはじまります。飾り付けの出来映えに声を上げスマートフォンで写真を撮る親御さんたちの姿があちこちで見受けられました。準備しておいたゲームも、大いに盛り上がりました。ピニャータはなかなか割れずスイカ割りの要領で割ることになりましたが、子どもたちが自由にルールを作り楽しく進行。まさに、遊びの中に創作があり協調がある、ワークショップが目指すものが現れているように感じました。
 好天に恵まれ暖かな日曜日、日暮れまでパーティーを楽しみました。