2025年4月1日、令和7年度名古屋芸術大学 入学式を西キャンパス 体育館にて挙行されました。
本年度も会場の混雑等を避けるため、午前の部・午後の部の二部制とし、研究科・学部・領域等を分けて行われました。
司会は声優アクティングコースの学生が担当し、午前の部は3年 森海将さん、午後の部は4年 久保志織さんが進行し、式典に先立ち、名古屋芸術大学ウインドオーケストラ(指揮:遠藤宏幸准教授)による「アルセナール(ヤン・ヴァン・デル・ロースト)」が演奏されました。
式典は來住学長から入学許可の宣言が行われ、その後、式辞を述べられました。
入学生代表として、午前の部は芸術学部 芸術学科 デザイン領域 野田萌花さん・大学院 美術研究科 都築真由さん、午後の部は芸術学部 芸術学科 音楽領域 海藤うららさん・大学院 音楽研究科 小柳さらさんが宣誓しました。
最後に歓迎演奏として「ヴィヴァ・ムジカ(アルフレッド・リード)」「Rhapsody~Eclipse(大島ミチル)」「オーメンズ・オブ・ラブ(和泉宏隆)」の3曲が披露され、式に華を添えました。
新入生の皆さん、本日は誠におめでとうございます。名古屋芸術大学を代表して、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。
また、この日まで皆さんを支えてこられたご家族や関係者の皆さま方に対し、心からお祝いを申し上げます。
さて、新入生の皆さんは、これから名古屋芸術大学で学生生活を始めていくことになりますが、大学での生活は、新しい人間関係を築き、人間性を磨く貴重な期間でもあります。人と人とのつながりは、これから学びを進めていく中で、困難なことに出くわしても、果敢に立ち向かうことができる原動力になります。ですから、皆さんが所属する専門分野だけでなく、その枠を超えた人間関係を築き、日々の努力を怠ることなく、実りの多い充実した学生生活を送ってください。
そして、学生生活を送っていく中で、常にこの言葉を意識しておいていただければと思います。それは「至誠奉仕」という言葉です。至誠奉仕の「至誠」は、漢字で「まこと に いたる」と書き、「奉仕」は、「社会に奉仕する」の「奉仕」です。 大学のホームページやパンフレットなどを通じて知っている人もいると思いますが、この言葉は名古屋芸術大学の建学の精神と言って、専門分野の学びをはじめとする学生生活を通じて、本学がどのような人を育てようとしているのかを示している言葉です。この言葉の意味、あるいはこの言葉そのものを、まだご存じないという新入生の皆さんがいらっしゃるのでしたら、ぜひ調べて、その言葉の意味を理解しておいてください。本学の教職員に聞いてみてもいいでしょう。皆さん知っているはずですので。
ぜひ、この「至誠奉仕」という名古屋芸術大学の建学の精神をしっかり理解し、学生生活を送る中、更には卒業・修了後にも心に留めておいてください。これは、新入生の皆さんへの私からのお願いです。よろしくお願いします。
最後に、新入生の皆さんが四年間、大学院の皆さんは二年間、留学生別科の皆さんは一年もしくは二年間、という所定の学びの期間を終えた後、笑顔で卒業式・修了式を迎えていただけることを心から祈念申し上げ、私からの式辞といたします。
令和7年4月1日
名古屋芸術大学 学長 來住尚彦