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人間発達学部特別公開講座  津金 美智子氏「これからの質の高い幼児期の教育を考える」が開催されました

津金 美智子氏  津金 美智子氏
会場の様子 会場の様子
子どもたちのエピソードを伝える津金氏 子どもたちのエピソードを伝える津金氏
子どもたちのエピソードを伝える津金氏 子どもたちのエピソードを伝える津金氏

人間発達学部が主催する津金 美智子氏 特別公開講座「これからの質の高い幼児期の教育を考える」が、11月1日(土)、ウィルあいち(名古屋市東区)で開催されました。

津金氏は名古屋市各所の幼稚園長を歴任し、平成22年より文部科学省初等中等教育局幼児教育課教科調査官、国立教育政策研究所 教育課程研究センター研究開発部 教育課程調査官を務め、平成26年から文部科学省初等中等教育局視学官を併任されています。

会場には、人間発達学部の学生をはじめ、卒業生や幼稚園・保育所・子ども園の先生など、大勢の方が来場されました。

前半は平成27年4月よりスタートする、子ども・子育て支援新制度「幼保連携型認定こども園」の教育・保育要領のあらましについて、後半は質の高い幼児期の教育の考え方についてお話をされました。

新制度では、従来からの「幼保連携型」「幼稚園型」「保育所型」「地方裁量型」といった類型を、「幼保連携型認定こども園」単一の施設とし、内閣府が所管することに改定されます。また、「幼保連携型認定こども園」は、学校と児童福祉施設の性格を有することとなります。

津金氏は、この新たな「幼保連携型認定こども園」の基本的な考え方、策定の要点、ねらい、配慮事項などについて詳しく解説され、その中で「子育てを巡る様々な課題のひとつに、大都市の待機児童問題や地方の急速な少子化の進行などがあります。新制度では、この待機児童の解消や地域の保育支援など、保育の量的拡大・確保に関心が集まっていますが、大切なのは、質の高い幼児期の学校教育・保育の総合的な提供による子育て支援を行うことです。」と説明されました。

後半では、毛糸編みや色水遊びなど、津金氏が訪れた幼稚園で実際に経験した、子どもたちの遊びを通した微笑ましい4つのエピソードを紹介されました。

これらのエピソードでは、遊びを通じた活動で、子どもたちの心が感じ取とる幼児期の学びを、しっかりと受け止めることが教師・保育士・幼稚園教諭にとって重要だと伝え、幼児一人ひとりの内面にひそむ芽生えを理解して伸ばし、幼児が主体になって活動できる環境を計画的に設定する専門的な能力が求められているとしました。

最後に、これから教育の現場に向かう学生たちへ「子どもたちはとことん遊ぶことで、いろんなことに気づき、数や量こと、ひらがなのこと、読み書きのことを体験から学びます。それはやがて科学的・論理的な思考力へとつながっていきます。その芽生えの姿が遊びの中にはたくさん含まれています。どうか遊びを大事にしてください。」と伝え、この講座を結びました。会場からは大きな拍手が送られました。