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2014年後期「にこにこワークショップ」を開催中です!

 名古屋芸術大学では、「にこにこワークショップ」を開催しています。
このワークショップは、子どもコミュニティセンターが主体となり、近隣に住むお子さまと保護者の方のために一緒に様々な遊びをしたり、子育てに関する講座で学習するワークショップです。
人間発達学部の学生もサポートをします。
現在、190名のお子さまにご登録していただいており、毎週水曜日と木曜日に様々な遊びを体験していただいています。

以下、11月13日(木)に開催された講座の内容をご紹介します。
この日はみんなで外遊びのあと、保護者の方のために「ミニミニ講座」を開催しました。

 

11/13 ミニミニ講座「子育てを楽に、楽しくする工夫のいろいろ」
 講師:野原由利子(名古屋芸術大学名誉教授)

自分づくりをしていく子どもたちに温かなまなざし、尊敬のまなざしを。
そして子どもの興味、関心にそった適切な環境づくり・見守り・助言・援助を。

1. 0~1歳半: なんでも触れてみたい、やってみたい時期、自我の誕生。

各器官、感覚・運動機能を使いたい敏感期なので、色々なものに関わろうとします。
大人にとっては都合が悪い行為でも、いたずらと禁じるばかりでなく、成長に必要な動きを獲得しようとしているとみて、手作りおもちゃを作ってあげたり、遊びに取り入れて、欲求を満足させてあげましょう。

・引っ張る---ティシュの代わりにハンカチBOX,トイレットペーパーの代わりに布ローラー
・たたく --紙皿たいこ、クッキー缶、おもちゃの太鼓、木琴
・手でつかんで落とす –くるみ、フィルムケース、お手玉、
・指でつまんで落とす--マカロニ、ストロー、楊枝、紙のチップ
・ひねる --化粧品びんセット、ミニ調味料入れセット、ボルトとナット

2. 1歳半~3歳: 自我世界の拡大

自我が芽生え、なんでも「自分で!」「いやつ!」「だめつ」と自己主張する時期
自分で食べることの大事さ、こぼしても大丈夫な設定を。
選択主体として認める---自分で選べることをとても喜ぶ。 自分で考える時間を。
とりわけ2歳児の育て方が重要、受容とともに気持ちの切り替えの援助をして、第二の自我の誕生につなげてあげましょう。

  3歳~4歳半:「第二の自我=社会的自我」の誕生

  4歳半~就学:自我と社会的自我とを自己内対話させながら生きるようになっていく。

3. 1歳半~4,5歳  秩序感の芽生えとその意味を理解する

単なるわがままからくるこだわりではなく、「外界の秩序」をたよりにしながら環境を理解していく時期。
頭の中でまわりの情報をファイリングしているので、乱されると混乱し、不安になり、不機嫌になってしまいます。
・場所:座る場所、ティッシュ、お手ふき、タオル、踏み台、遊ぶ場所、おもちゃ棚、
   絵本棚、洋服・カバンかけ、自分のお仕事机
・所有:食器、引き出し(下着、靴下)
・順番:おもちゃ、遊具を使う順
・順序:朝の支度、クレヨン、積み木の入れ方
・習慣:食卓の準備、食器の位置
・約束:

4. 生活活動の中で、子どものやりたいことに気付き、やれることを増やしていく。

ゆっくり、丁寧に、難しい処を意識してやってみせる。ことばはあとで。
見て覚える模倣のできる環境と時間を。ミラーニューロン、ワーキングメモリーは大脳古皮質にある。
子どもは理解も動作も大人の8倍の時間がかかるので、待つ余裕を。
「お母さん(お父さん)、私が(僕が)自分でできるように手伝ってね」
 ・例えば料理: 野菜をちぎる、バナナを木製のバターナイフで切る、ホットケーキづくり、ゆでたまごを切る、ミカンを絞る、コーヒー豆を挽く、緑茶を挽く、ごまを摺る、くるみを割る、食器を洗ってふく。 お茶を入れて自分で飲んだり、人にすすめる。
 ・栽培: 種まき、水やり、肥料やり、草取り、生け花、収穫、肥料に。

5.  機能遊び、ごっこ・役割遊び、構成遊び、つくる遊び、ル-ル遊び、集団遊びなど豊かな遊びの体験を。

多様な遊びの重要性----- 楽しさが命。自発性、自主性、社会性の涵養
一人で集中して、対にする、分類する、順序づけるなどの手を使って操作するような遊びも大切に。
 集中➔ドーパミンの湧出➔脳神経細胞の樹状突起➔シナプスの結合

6. 子どもたちが、自然体験、生活体験が不足し、大量消費、バーチャルな情報社会に囲まれて生きている今日、生活活動の中で育つ力を再確認することの重要性

・感覚器官、視覚・触覚・味覚・嗅覚・聴覚など五感の発達、運動器官・機能の発達、感覚➔脳➔運動の経路の強化。
・集中力・意志力・自信・次の活動への意欲 ➔ 自立と自律の獲得
・生活と遊びの中で身に付けた幼児期の学び➔ 児童期の学習の原型、土台

 

 [お知らせ]
・途中からのご参加も可能です。
・出欠席は自由です。
 ⇒今後の予定は、以下のPDFファイル「にこにこワークショップ.チラシ」をご覧ください。
にこにこワークショップ.チラシ

 

[お問い合わせ]
名古屋芸術大学事務局☎0568-24-0315

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