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2014年度アート&デザインセンター企画展 「SHOBU STYLE~工房しょうぶの仕事~」展が開催されました

「SHOBU STYLE~工房しょうぶの仕事~」展の展示作品 「SHOBU STYLE~工房しょうぶの仕事~」展の展示作品
同展示作品 同展示作品
同展示作品 同展示作品
同展示作品 同展示作品
しょうぶ学園 統括施設長 福森 伸氏 しょうぶ学園 統括施設長 福森 伸氏
会場の様子 会場の様子
講演の後にギャラリーで行われた「オープニングパーティ」では、福森氏自ら音楽パフォーマンスも披露 講演の後にギャラリーで行われた「オープニングパーティ」では、福森氏自ら音楽パフォーマンスも披露

アート&デザインセンターが主催、美術学部アートクリエイターコースが企画した「SHOBU STYLE~工房しょうぶの仕事~」展が、本学西キャンパスアート&デザインセンターで、11月7日(金)~11月19日(水)に開催されました。

 

「しょうぶ学園」は鹿児島市にある知的障害者支援センター。「nui project」の名で流通している刺繍が施された服や2012年にアパレルメーカー《nico and…》のCMで流れた事で一躍話題に上った音楽パフォーマンス「otto&orabu」など、数多くのプロジェクトを企画し各方面から注目を集めています。各々の行為から生まれてくる思いがけない表現、心の動き、行動の全てを「個性」として尊重し、サポートする事で、しょうぶ学園は他では真似できないカタチを創りだすことに成功しています。

 

今回アート&デザインセンターでは、このしょうぶ学園の各工房で制作された作品と商品を一堂に展示し、会期中には「工房しょうぶ」のコーディネーターで、しょうぶ学園の統括施設長(園長)でもある福森 伸氏の特別講演や施設利用者を招いての刺繍ワークショップ、2014年制作のドキュメンタリーフィルム『so:bu[t and]=1.2.3.4』の上映会などが行われました。

 

●2014年度美術学部特別客員教授特別講演「僕はぼくでしかないのに どう変われと言うんだろう」

11月7日(金)実施

会場:本学西キャンパスB棟大講義室

 

今回の企画展に関連し、2014年度美術学部特別客員教授を務めるしょうぶ学園の福森氏による特別講演が行われました。講演で福森氏は、今回の作品展と作品を制作した知的障害者と呼ばれる「彼ら」(福森氏曰く)について次のように語りました。

 

「以前は、知的障害を持つ“彼ら”を、健常者だとする“私たち”の側に引き寄せようとしていました。それが正しいことだと信じて疑っていませんでしたが、彼らにとって本当に幸せなことではないことを理解し、彼らの価値観に寄り添うよう私たちが変化した結果、彼らのユニークで素晴らしい作品の数々が生み出されるきっかけになりました。しかし、彼らは作品を展示してほしいと願ってはいません。彼らは造形する行為自体が目的で、できあがった造形物はその結果でしかありません。この作品展では、自由で価値観の広い彼らにしか作ることができない造形に、ある意味不自由な私たちが触れ、価値観の狭さや常識・普通という言葉や意識に縛られる“自分自身”と対峙することだと考えます。知的障害者の問題とは、健常者と呼ばれる私たちの側にあり、『変われ! 変われ!』と言いう私たちに対し、自分らしく生きる彼らは『何を変われというんだろう?』と感じていることでしょう。本当に変わるべきは私たちの意識ではないでしょうか。これからも、彼らにとっての“普通”を広めていきたいと考えています。」

 

●刺繍ワークショップ「イトエマキモノモノガタリ」

11月11日(火)~14日(金)

会場:本学西キャンパスG202(アートクリエイターコース実習室)

 

一人あたり約1.5mの巻物に、それぞれのスタイルで、それぞれの物語を刺繍する糸絵巻「イトエマキモノモノガタリ」を4日間かけ制作しました。できあがった「イトエマキモノモノガタリ」は、アート&デザインセンターに展示されました。

 

●ドキュメンタリーフィルム「so:bu[t and]=1.2.3.4」上映会

11月8日(土)

会場: T.A.G IZUTO(名古屋市・栄)

 

2014年に制作されたしょうぶ学園のドキュメンタリーフィルムで、上映会では、福森氏とイワタトシ子氏(NPO法人「I have a dream」代表)による対談も行われました。また、11月11日(火)、14日(金)、18日(火)の3日間、本学西キャンパス B棟大講義室でも上映されました。