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現代アートとデザインの展覧会 常滑フィールド・トリップ2015 が行われました

本学平田研究室の作品「re-design2015」 本学平田研究室の作品「re-design2015」
塚田茉生氏の作品「消えていくこと」 塚田茉生氏の作品「消えていくこと」
 愛展示会場rin’ 愛知淑徳大学さかくらゼミの「relations」 愛展示会場rin’ 愛知淑徳大学さかくらゼミの「relations」
回船問屋瀧田家の正門 回船問屋瀧田家の正門
瀧田家に残る蔵のギャラリー 「名古屋学芸大学Creative Archive Projectによる「常滑アーカイヴ#03」 瀧田家に残る蔵のギャラリー 「名古屋学芸大学Creative Archive Projectによる「常滑アーカイヴ#03」
道の両壁に土管がぎっしり埋め込まれた土管坂 道の両壁に土管がぎっしり埋め込まれた土管坂
本学の銀河調査部交流課 「又ぅ星人のヒューマン研究所」 本学の銀河調査部交流課 「又ぅ星人のヒューマン研究所」
煙突が並ぶ常滑の町の風景 煙突が並ぶ常滑の町の風景

2015年10月17日(土)から25日(日)まで9日間にわたり、現代アートとデザインの展覧会「常滑フィールド・トリップ2015」が、開催されました。2008年に始まり、今年で8回目を迎えたこのイベントは、愛知県常滑市の「やきもの散歩道」とその周辺を会場として、地域の人々の支援のもと、多くのアーティストやデザイナーが参加して行われており、今を生きる彼らが思い思いのスタイルで現在の常滑を捉え、関わった作品を展示しています。

 

ルート出発地点は本学常滑工房で、そこでルートマップを受け取り、各会場を歩いてめぐります。ここには、本学平田研究室が、椅子やテーブル、棚など身の回りの家具や道具を再生産した作品「re-design2015」が展示されていました。また、塚田茉生氏の作品「消えていくこと」や、佐藤元紀氏の「もう一つの部屋」などの展示もみられました。

常滑工房に隣接する展示会場rin’には、愛知淑徳大学さかくらゼミにより、「常滑のまち、ひと、ものとの関わりを通して姿を表す作品世界=relations」が表現されていて、沢山の写真やパネル、模型などが展示されていました。

 

坂を下ってだんご茶屋を左に曲がっていくと、江戸時代のロマンと栄華を伝える回船問屋瀧田家が見えてきます。瀧田家は江戸時代から続く廻船問屋で、150年前の風情がそのままに復元されていて、常滑の生活文化や海運の歴史に触れ合うことができ、どことなく懐かしさを感じられます。瀧田家に残る蔵のギャラリーには、名古屋学芸大学Creative Archive Projectによる「常滑アーカイヴ#03」という作品が展示されていました。

 

瀧田家を過ぎると、道の両壁に土管がぎっしり埋め込まれた土管坂が続きます。常滑らしさを象徴する散歩道で、懐かしさと風情のある通りが現れます。

散歩道案内板を右手に見ながら歩いて行くと、「ノベルティーグッズ」のお店があり、そこに、本学の銀河調査部交流課(6名の作家)による「又ぅ星人のヒューマン研究所」と題した作品が置いてありました。“常滑の地に移住を始めた星人たちと豊かな共存生活を目指したもの”を発信してとのことです。

 

再び坂を下っていくと、築150年のお洒落な小民家の下村邸へと続きます。ここには、愛知淑徳大学萩原ゼミの学生たちがインスタレーション作品「scene」を、小さなたくさんのスライドプロジェクターを使って展示していました。

 

下村邸から登窯を見ながらしばらく歩き国道に出る手前、旧常滑保育園の向かいに、片岡秋次製陶所倉庫があり、この二階と中三階にも作品展示がありました。カフェと一体となった展示場で、ほんのり薄暗い空間の中で、ゆったりとお茶を飲みながら作品を鑑賞できます。

 

国道を右に曲がってしばらく歩き、また坂を上っていくと、大小さまざまな煙突がある風景が眼前に迫ってきます。レンガ造りの煙突や大きな窯がところどころに点在し、焼き物の一大産地だった頃の面影を残す常滑市。やきもの散歩道一帯は、起伏のある路地が入り組み、荒れた家屋や空き地が目立つ中、新しい建物も増え、新旧が渾然一体となって、この地独特の風情を醸し出していました。

 

常滑フィールド・トリップ2015。期間中は、大勢の観光客や団体旅行の人たち、また、ロードマップを片手に持って展示会場を訪ねながら作品を鑑賞する二人ずれ、などで賑わっていました。