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名古屋芸術大学オーケストラ 第34回定期演奏会を開催しました

2016年11月25日、愛知県芸術劇場コンサートホールにて、名古屋芸術大学オーケストラの第34回定期演奏会を開催しました。

名古屋芸術大学オーケストラは、1983年に第1回定期演奏会を開催して以来、音楽学部学生の日頃の研鑽と成果を披露する実践の場として、演奏会を年に1度開催しています。今回の演目は、ウェーバー作曲「クラリネット小協奏曲 ハ短調 op.26」とブルックナー「交響曲 第5番 変ロ長調」です。指揮は、古谷誠一客員教授、クラリネットは竹内雅一教授によるものです。

会場となったのは、愛知県芸術劇場コンサートホール。クラシック演奏会に適するよう設計された、響きが豊かで会場の隅々まで音が行き渡る、音のいいホールです。

18:00の開場を前にして、多くのクラシックファンが集まり、入場口には長蛇の列ができました。開場と同時に、多くのお客様が会場入り、お目当ての席に着きます。ステージに近いアリーナ席は、すぐに埋まってしまうほどの盛況でした。

1曲目は「クラリネット小協奏曲 ハ短調 op.26」。この曲は、1811年に作られた曲ですが、クラリネットが現代の形に発達するさなかに作られたもので、可能になった新しい奏法が取り入れられた曲です。3部構成の曲ですが、穏やかに始まり、徐々に技巧的な奏法が増えていく構成です。演奏が始まると、ゆったりとした調べに観客はすぐに引き込まれた様子でした。クラリネットのソロとオーケストラが掛け合いするような部分では、観客も熱を帯び、すっかり音に酔いしれているようでした。演奏が終わると、竹内教授に盛大な拍手が送られていました。

休憩を挟み、2曲目、ブルックナーの「交響曲 第5番 変ロ長調」です。この作品は、ブルックナー中期の傑作と言われるもので、重厚で荘厳な曲調を持ち、ブルックナーではこの作品が一番好きというクラシックファンの多い作品です。第1楽章の荘重な出だしから、演奏者にも会場にもピンと張り詰めた緊張感と集中力が漂います。一瞬の無音部分や、管楽器の一斉のブレス音が生々しく、ホールの音の良さとオーケストラの練習の成果が聞き取れるように感じました。第2楽章は、弦楽器のピチカートの響きが心地よく、ゆったりとした音が広がります。会場は、1楽章の緊張感とは打って変わってうっとりと聞き惚れています。第3楽章では、ピチカートが激しくなり迫力を増し、大きなスケールのフィナーレの4楽章へとつながっていきます。この頃には、観客はすっかり演奏に魅せられ、繰り返される主題の旋律に心を躍らせているようでした。

観客は、演奏をすっかり堪能したようで、演奏終了後拍手は鳴り止まず、指揮の古谷教授は何度も舞台に立ち、拍手に応えていました。

開場と同時に多くのお客様が訪れました 開場と同時に多くのお客様が訪れました
愛知県芸術劇場コンサートホール。クラシック演奏会に合わせて設計された響きの豊かなホール 愛知県芸術劇場コンサートホール。クラシック演奏会に合わせて設計された響きの豊かなホール
ウェーバー「クラリネット小協奏曲 ハ短調 op.26」、クラリネット 本学教授竹内雅一 ウェーバー「クラリネット小協奏曲 ハ短調 op.26」、クラリネット 本学教授竹内雅一
ブルックナー「交響曲 第5番 変ロ長調」 ブルックナー「交響曲 第5番 変ロ長調」
指揮は、古谷誠一客員教授。会場は演奏に魅せられているようでした 指揮は、古谷誠一客員教授。会場は演奏に魅せられているようでした