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第36回名古屋芸術大学オペラ公演 「小さな魔笛」が上演されました

2014年3月8日(土)、三井住友海上しらかわホールで、名古屋芸術大学の第36回オペラ公演が開催されました。演目の「小さな魔笛」は、モーツァルト作曲の「魔笛」を約半分の2時間弱に短縮し、子どもたちにも愉しめるオペラです。人間の真実を求める若者の教訓劇として、2010年の第32回公演以来の再演です。今回は夜の女王が現れる場面では月を、昼の王では太陽を、そして最後のフィナーレでは地球を舞台に照らすという象徴的な工夫がなされ、また大蛇から夜の女王に変身させるなど随所に新しい演出で観客を楽しませてくれました。 今回の公演は、名古屋芸術大学の総力を上げての上演で、総監督・演出を本学教授の澤脇達晴氏が、指揮を山田正丈氏が担当。音楽指導と振り付けは本学教員が担当しました。それから、衣装の一部はデザイン学部の学生が担当し、小道具はオペラ研究室が総出で取り組んだ、まさに手作りのオペラでした。 第一幕のあらすじは、岩山で大蛇に襲われ気を失ってしまった王子タミーノは、夜の女王の侍女たちに助けられ、夜の女王から悪者ザラストロに捕らえられている女王の娘パミーナの救出を頼まれます。女王から魔法の笛を授かったタミーノは、同じく魔法の鈴を与えられた陽気な鳥刺しのパパゲーノをお供に、ザラストロの神殿に遣わせられます。神殿に向かう途中、タミーノは老人と出会い、ザラストロは悪者ではなく徳の高い人物であり、パミーナを夜の女王の邪悪な野望の犠牲とならないよう保護していることを聞かされます。神殿で離ればなれになってしまったタミーノとパパゲーノ。そのパパゲーノがザラストロに使えるモノスタトスに襲われていたパミーナを助けます。2人の持つ魔法の笛と鈴の導きで、ついにタミーノとパミーナが対面し、お互いを運命の人だと感じます。そんなタミーノでしたが、ザラストロから、真の愛を手にするためには、3つの試練を乗り越えなければならないことを告げられ“沈黙の試練”が始まります。 第二幕のあらすじは、勇敢に試練に立ち向かうタミーノ。そのことを知らされていないパミーナは、沈黙するタミーノに対して深い悲しみに暮れます。そんなパミーナでしたが、3人の童子に助けられ立派に耐え抜きます。一方、恋人を得るための試練を受けていたパパゲーノは辛抱できず、試練から脱落しそうになります。こちらも3人の童女の助言で魔法の鈴を使い、若い娘パパゲーナと出会い恋人になります。思い通りにならず怒った夜の女王は、侍女たちと共に自らザラストロの神殿に攻め込もうとしますが、落雷を受けて闇夜に落ちていきました。再会したタミーノとパミーナは、魔笛の力を借りながら残る2つの試練を乗り越えてめでたく結ばれます。 この講演は4年生の学生にとって最後の大きな舞台。その演者たちの熱のこもった演技と歌声に、ホールを埋めた聴衆から惜しみない拍手が送られました。