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音楽領域サウンドメディア・コンポジションコース 公開講座「マイクロホンの世界」を開催いたしました。

2018621日(木)

東キャンパス2号館 大アンサンブル室にて

オーディオテクニカの秋野裕氏とデビット・ワルタ氏を招き、

公開講座「マイクロホンの世界」 が開催いたしました。

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本セミナーは、
公開講座としてサウンドメディアコンポジションコースが主催し、
本学学生、及び本コース卒業生、
またオーディオの世界で活躍されるプロフェッショナルの方に、
参加をいただきました。

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特別講師の秋野裕氏は、

1981年、㈱オーディオテクニカに25歳で入社し、
定年退職をするまでに、同社のすべてのマイクの開発に関わり、
社内で最も多くの特許を取得したマクロホンのスペシャリストです。

オーディオテクニカの40シリーズ全ての開発者である秋野氏より、
マイクロホン全般についての講座が行われました。

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マイクロホンの発明から初期のマイクについて、
また、音圧とマイクロホンの関係、

マイクロホンの動作原理について、

さらに具体的にはマイクの命である振動板と、
マイク内の電気回路について、

どのようなコンセプトでマイクロホンを作るのか?
そして何が特徴なのか? などご説明いただきました。

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そして、秋野氏が行ってきたオーディオテクニカ社で行った

開発や設計について触れられ、

秋野氏が自分の考えに基づいたマイクロホンを商品化するにあたり、

世界中にあるマイクロホンの企業に対して、自社の製造方法を守るために、

日本では608件、アメリカでは238件の特許を取得した。という説明からも、

秋野氏がマイクロホンの業界に与えた影響は

非常に大きなものだと感じさせられました。

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更に秋野氏は50歳の時に
「振動板のないマイクロホンを作る」という
世界初の技術へのチャレンジを開始しました。

振動板はマイクロホンに必ず搭載されている重要な部品ですが、

その振動板を持たないマイクロホンという、

今までの既成概念を覆す挑戦のために、日々研究を続けられています。

62歳になった今でも、世界初に挑戦する秋野氏の姿勢を前に、

参加する方々も心動かされました。

その後、質疑があり、

次に、オーディオテクニカのグローバル技術支援担当
デビット・ワルタ氏が本学学生の演奏によるマイク比較を行いました。

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デビット・ワルタ氏は、オーストリア生まれで、
現在、㈱オーディオテクニカで、技術サポートを行いながら、
学生向けのマイクロホンワークショップなどを担当しています。

早稲田大学に留学していた彼は、
流暢な日本語でマイクの違いについて説明され、

参加者が感覚的にマイクの違いを理解できるように、
マイクの比較を行いました。

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その方法としては、
「マイクが異なることによって音楽の聴こえ方がどのように変化するか」ということで、
本学学生の、平内舞さんがボーカル、小田智之さんがピアノを演奏し、
異なるマイクでPAし、参加者が印象の違いを比較していました。

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ボーカルでは、3つの違うマイクを使用し、

ピアノでは、2つの異なったマイクを使用した結果、

マイクによって「あたたかさ」や「明るさ」などの違いが分かり、

参加者の皆様も感覚的にマイクの違いを感じ取る事ができました。

非常にわかりやすい講義でした。

この後、仲井陸さんによるギターとボーカルでの弾き語り演奏での比較を行いました。

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最後には、3名のアンサンブルで演奏し、非常に盛り上がりをみせる中、

公開講座が終了しました。

この度は、多くの皆様にご参加いただきありがとうございました。