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4/12(金) テキスタイルデザインコースの授業で、羊の毛刈りを体験しました

デザイン領域テキスタイルデザインコースでは、
様々な繊維素材の性質を理解するために、素材を実際に扱いながら、素材が変化する過程を学びます。

今回はウール産業を学ぶ授業の一環として、実際に羊の毛刈りを体験し、
毛糸や原毛などの動物繊維素材がどのような工程で出来ているかを学びました。


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この日毛刈りの対象となった羊は、
岐阜県関市の「ひつじ工房Quill」から連れてこられた羊「そら君」で、
ふさふさとした立派な毛をまとったチュビオットとコリデールの交配種です。

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最初に、飼い主の丸岡圭一氏から羊の毛刈りに関する簡単な説明がありました。
人間に飼育されている羊の毛は、抜ける事がなく、
人間の手で毛を刈る必要があり、毎年春に毛刈りを行います。
羊に負担をかけないよう、出来るだけ早く作業を終えるようにします。

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大勢の学生が取り囲む中、
丸岡氏が羊の首を両足で挟んで暴れないように静止させ、
毛を刈る位置などを指導します。
はじめての毛刈り体験をする学生たちは、
真剣な眼差しで説明を聞いていました。

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一人ひとりが、切りやすい背中の毛刈りにチャレンジします。
慣れない手つきで毛を刈ることもあって、
途中で羊が動いたりして、びっくりする場面もありながらも、
普段の生活ではなかなかできない貴重な体験を楽しみました。

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こうして、一通り学生たちの毛刈り体験が終了した後、
丸岡氏が電動鋏を使って、首からお腹、お尻にかけて全ての毛を刈り落とし、
手際よく毛刈りが終了しました。

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毛を刈り取られた羊は、最初の印象とは打って変わって小さくなりましたが、
1年かけて元の姿に戻ります。

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刈った羊の毛を広げ、今後の授業で使用する羊毛を選びます。
同じ羊の毛でもその部位によって毛の良し悪しがあり、
ネックやお尻の部位はフェルト化していたりゴワゴワしていたりします。
今回は一番良い毛とされる、ショルダーの部位の羊毛を選びました。


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毛刈りの終了後は、テキスタイルデザインコース講師の榎本裕子先生の
指導により染色工房で洗毛を行いました。

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洗毛することにより、想像以上に汚れが落ち、
真っ白な羊毛に変わります。

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この授業で刈った羊の毛は、
「洗毛〜カーディング〜糸紡ぎ〜織り〜仕上げ加工」を一連の流れで体験し、
原毛から糸の成り立ちや布の構造を学ぶ教材として使用されます。

実際の羊から、繊維素材の成り立ち学ぶ事ができる
有意義な体験授業は無事終了しました。

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