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リベラルアーツ総合研究所「教養と芸術」第6回研究会「食文化のグローバル化と国民文化のポストナショナル化──中国上海における寿司業の登場・発展を事例に」開催(2019年5月22日)

名古屋芸術大学 芸術教養領域の研究部門として併設されたリベラルアーツ総合研究所は、
教養と芸術について学際的な視点から、社会との接点を自覚しつつ、ひろく研究を進めます。

今日の教養とは何か?
教養が語るべき事項であるとしたら、それはどのような意味においてか?
その補助線として(広義の)芸術を想定できるのか? 等々といった、
教養と芸術に関する諸課題を、具体的な事象を通して議論します。

その研究成果を発表する「教養と芸術」研究会。
第6回は食文化のグローバル化をテーマに開催します。
ぜひご参加ください。

「教養と芸術」研究会


第6回「教養と芸術」研究会 王昊凡氏(名古屋芸術大学 芸術教養領域 助手)
「食文化のグローバル化と国民文化のポストナショナル化──中国上海における寿司業の登場・発展を事例に」

■要旨  本報告ではまず、報告者の博士論文
「食産業のグローバル化とフレキシビリティ──中国・上海における寿司業の現地化と技能・労働力形成」の
概要に触れつつ、日本国外において寿司業がいかにして登場・発展し得たかについて述べる。
マクドナルドのような大規模チェーン組織の展開と異なり、
寿司文化のグローバル化は中小規模個別経営店の増加を背景とする。
報告の前半では、そのようなかたちとして寿司業が現地にて登場・発展し得たのは、
全過程的技能を身に着けた労働者の養成が可能だったことと関連すると指摘する。  
ところで食文化は、特定の国民国家の「ナショナルカルチャー」となっている場合がある。
そのような食文化が国境を超えた場合、
内包する「ナショナルな要素」はいかなる変容を遂げるのだろうか。
この点に着目するならば、グローバル化に関する文化現象は、ナショナリズム論と接合する。
報告の後半では、国民文化のポストナショナル化について寿司文化を事例に試論を展開する。

■日時:2019年5月22日[水]17:30-19:00
■会場:テラッセ納屋橋 名古屋芸術大学地域交流センター
■アクセス:名古屋市営地下鉄 東山線・鶴舞線「伏見駅」7番出口西へ徒歩約7分 テラッセ納屋橋3階
■主催:名古屋芸術大学リベラルアーツ総合研究所
■参加:無料ですが、参加する旨、下記Eメールに連絡ください
■問い合わせ:名古屋芸術大学芸術教養領域インフォメーションセンター 0568 22 0123/nua_la@nua.ac.jp