中部文具工業協同組合×名古屋芸術大学 産学協同課題発表会にて最終プレゼンテーションが行われました
2018.08.13
デザイン領域
2018年8月1日(水)
名古屋市西区にあるシヤチハタ本社にて、
本学デザイン領域インダストリアルデザインコースの4年生が、
中部文具工業協同組合の株式会社馬印・株式会社デビカ・
森松産業株式会社・株式会社シヤチハタと
取り組んできた、産学連携活動の課題発表会が行われました。
課題発表会では、冒頭、本学担当講師の三枝樹先生より、
本活動を進めるにあたっての、
中部文具工業協同組合の協力に対するお礼の挨拶がありました。

その後、シヤチハタ株式会社 代表取締役社長の舟橋正剛氏より挨拶があり、
「業界に入っての期間が長くなると、どうしても視点が狭くなってしまいますが、
若い世代の、既成概念のない企画はとても新鮮で、毎回、新たな気づきがあります。
今回も商品化に結び付けられたらと思っています。」とのお言葉をいただきました。
この日は、合計16名の学生が発表に参加しました。
一名につき2アイデアのプレゼンテーションを行い、
審査員に向けて積極的に発表を行いました。

プレゼンテーションを受ける側の審査員は、
シヤチハタ株式会社 代表取締役社長の舟橋正剛氏
森松産業株式会社 代表取締役社長の森直樹氏
株式会社デビカ 代表取締役社長の林俊孝氏
株式会社馬印 今井梨乃氏 の4名によって構成され、
『発想の斬新さ』や『プランのユニークさ』、『デザインのクオリティー』などに加え、
『企画の説得力』や『ターゲットは明確か、その規模は大きいか』、
『ニーズの強さは、ニーズを満たすアイデアか』などといった視点から採点が行われました。
学生たちは、各社の代表を相手としたプレゼンテーションに、
緊張した面持ちながらもしっかりとした口調で説明していました。
学生達は5分の持ち時間の中、一通りの説明を行い、
その後に、審査員が質問をするといった流れでプレゼンテーションは進められました。
プレゼンテーション終了後に、
各社による厳選な審査が行われ、
結果発表が行われました。
最優秀賞は中條桂佑さんの「L-pod」が選ばれました。
馬印賞 東山悠加さん「YADORIKO」
デビカ賞 徳橋茉優 さん「はたらくねんど」
森松産業賞 三宅 翔子さん「プラスカバー」
シヤチハタ賞 藤井千尋さん 「作曲家はーん♪」
各社の代表者より、今回の課題発表における全体講評がありました。
「長年、商品企画を行なっていると、
過去の成功体験に引っ張られてしまいます。
今回、学生さんの自由の発想から生まれる発表を聞いて、
視野が狭くなっている事に気づかせてもらいました。
皆さんも本日の経験を活かして、今後も是非頑張っていただきたい」と
励ましのお言葉をいただきました。

最後に、三枝樹先生より挨拶があり、
来年以降もこの活動を継続して、
学生の生活シーンの中から生まれるデザインを
多くの企業に提案していきたいと語り、
産学連携活動の課題発表会が終了しました。
