2012.10.22 とっておきのランチョンマット

「クローバーを漉き込んだ髪でできた招待状は、晩餐会の日ランチョンマットになる」というのが、
私たちが考える特別な招待状。
招待客は、感謝と案内のことばが手書きでしたためられ、端に丸い凹凸のついた手漉きの招待状を受け取る。
実はこの凹凸は、ペットボトルのふたを型として紙漉きの段階で作っておいた「箸置き」となる部分。
晩餐会当日、席まで案内された招待客は、
自分の招待状が目の前で裏返されて初めて、ランチョンマットになることに気づくのだ。



会場が学校内のクローバー畑になるということで、
そこに関係があるような物を作りたいと思っていました。
何にしようか迷っている時に、
テキスタイルの授業で習った紙漉きならばクローバーを入れてることが可能になると思いつき、
それらを使って箸置きを兼ねたランチョンマットやコースターを作る事にしました。




クローバーの色や香りを閉じ込めて、
他にはない暖かみのあるオリジナルな手触りを出すことができたのは本当に嬉しかったです。
素朴な表情が「土と人のデザインプロジェクト」にマッチできたと思えました。
服部さんや、他の仕事を進めているメンバー達に受け入れられるか心配でしたが、OKが出た時はホッとしました。
名芸大のテキスタイルの歴史の中でこんなにも紙を漉いた人は多分他にもいないと思います。
紙を大量に漉くのは重労働でしたが、今思うと楽しい思い出しかありません。

(テキスタイルコース4年/寺島佑紀)

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