2012.10.29 花のコース料理

自分たちで育てた野菜や地域の人からから頂いた食材、出会ったお店の味を堪能してもらうために、
それぞれを主役にしたメニューでおもてなしをすることに。
晩餐会の会場は、クローバー畑に建てられたビニールハウス。
寒さがしみる屋外での食事には、温かいスープを出したい。
また、決定した料理の食材にはどれも思い出が詰まっていて、それを何らかの形で表現したい。
そんな想いから、メニューの順序を1つのストーリーとした、スープから始まるコース料理に決定した。
同時に、お品書きも制作開始。

報告会でプチ晩餐会を開いたとき、11月の夜の寒さが心配になりました。
そこで、温かいスープから始まるコース料理だったら、
みんな喜んでくれるのではないかというアイディアが出ました。
また、コース料理ならば、メインとなる料理が必要です。
しかし料理の主役になるような肉や魚は、この地域には“ないもの”でした。
野菜を使って、メインにふさわしい、ボリュームもあって見た目も華やかな料理ができないか。
悩んでいたところに、2年生が野菜寿司の提案をしてくれました。
酢飯なら衛生面も安心ですし、彩豊かな野菜がお寿司になったら楽しそうです。
メインは野菜寿司に決まりました。
コースメニューを花の成長に見立てる案は、調理担当の1年生のものです。
種撒きから始まり、花を咲かせてお花畑になるというイメージは、
晩餐会の経緯やその繋がりを表すだけではなく、1年生の成長過程そのものにも思えました。
招待した方々に、おいしさだけではなく、
地域の豊かさやこのプロジェクトの意義を伝えられる晩餐を目指しました。

(デザインマネジメントコース3年 増田香澄)



コース料理は種子が成長し花を咲かせるというストーリーなので、一品ごとに役割があった。
私が担当したのは「つぼみのサラダ」だ。
小さく切った野菜とオリーブオイルでできたジュレドレッシングを葉物野菜でくるみ、
つぼみを形造ってお出しすることにした。
イメージ通りの形にすることはできたのだが、盛りつけで苦労した。
サラダの味と形にばかり気をとられていたからだ。
考えた結果、木の大きなお皿にそのまま置くというシンプルな盛りつけに決まった。
木目の美しさと野菜の色味がマッチして、サラダなのに暖かそうな印象になった。
晩餐会当日、お客様がお料理にすぐ手を付けてくださったのが嬉しかった。
寒空の下でもほほえましい光景が広がっていた。
普段だと手料理を他人の振舞う機会が無いため、本当に貴重な経験ができたと思う。
何もかもが手作りの晩餐会なんて、始めは実現できるかどうか不安だった。
だが想像つかないことが多かった分、自分の行動の幅を広げることができたし友達も増えた。
特に、料理経験が少ない私と一緒にサラダ作りを担当してくれたメンバーにはとても感謝している。
このあたたかい経験を大切に、これから社会と関わっていきたい。

(デザイン学科1年/酒井 裕里)

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