2012.10.30 お揃いのブローチ

今回のプロジェクトで学生たちが実感したのは「地域の方々とのふれあい」。
それを招待客の方々にも感じてもらうべく、全員でお揃いのアイテムを身につけることにした。
そうすることで一体感も生まれる。
採用されたのは、身につけやすくお土産としても持ち帰ることができる小さなブローチだった。
台座となるのはプロジェクトのアイデンティティーを連想させる形をしている王冠。
この王冠は、名古屋芸術大学の最寄り駅である徳重・名古屋芸大駅前に店を構える
居酒屋「八剣伝」からいただいたビール瓶の王冠だ。
また、畑やコミュニティを象徴する野菜の種もビーズ代わりに使用した。
後に晩餐会を思い出すきっかけとなってくれることだろう。



今回のプロジェクトは、普段学校の周りを通学路としてしか見ていなかった視点を180度変え、
探索することから始めました。
細い道に入ってみたり、角を曲がってみたりすると、
そこにはお店や畑があり、初めての出会いがたくさん待っていました。
初めは、どうやって声をかけたらいいのか、何から話したらいいのかわからなくて
どきどきしてしまったけれど、野菜の話や仕事の話、学校の話など、話題はつきませんでした。
何回も足を運びお話をするなかで、名前を覚えていただけた事がすごくうれしかったです。
ぐっと距離が縮まった気がした瞬間でした。
地域の方とのコミュニケーションを繰り返していくこと、
それはまるで畑に種を植え、肥料や水をあげ大切に植物を育てていく事に似ていると感じました。
なので、プロジェクトのアイデンティティーを連想させる王冠の中へカラフルな種、
そして土を入れ、小さなコミュニケーションの畑をつくりました。
それを晩餐会当日に、みんなで身につけることで
一体感を感じる事ができ、また特別な一夜がスタートする合図にもなる。
そんなメッセージを込めたブローチです。



持ち帰った後も、この晩餐会での時間や、私たちとの繋がりを思い出してもらうきっかけになる、
そんな存在になってほしいと思っています。

(テキスタイルデザインコース2年/田畑知著)

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