特集

なぜ、⼀流企業が
芸術教育をするのか?

2019.06.26

芸術を学ぶのは、アーティストやミュージシャンを⽬指す⼈だけだと思っていませんか?実際には、そのイメージはすでに⼤きく変わってきています。⼀般企業への就職を⽬指して⼊学する⼈も多くいますし、芸術は社会⼈になっても必要な学びと⾔われています。たとえば、最近では「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」や『世界のビジネスエリートが⾝につける教養「⻄洋美術史」』などの本がヒットしています。
そのような流れもあり、誰もが知っているようなある有名企業では、社員向けの⻄洋美術史セミナーを⾏っているそうです。⻄洋美術史から世界の歴史や価値観、⽂化を学ぶことができ、外国の⼈とのコミュニケーションが必要な場でおおいに役⽴つとのことです。

もちろん、知識だけでなく、芸術を学ぶことで⾝につくチカラも、世の中から求められるようになってきました。芸術を学ぶことで、さまざまな⾓度から物事を捉える視点、論理的思考や表現⼒が⾃然と伸びていきます。⾝近なところでは、デッサンでも⾝につくと⾔われています。 他にも例をあげると、⾒る⼈・聞く⼈などの相⼿のことを考えて表現をすることは、お客様視点でのアイデアを考える基礎になりますし、ITやAIにこそ、アートの感性が必要という話もあります。

このように、芸術で⾝につくチカラは、美術や⾳楽以外でも役に⽴ちます。これにはちゃんとした訳があり、実は「芸術」そのものが、「教養」を意味する「リベラルアーツ」を和訳するときに造られた⾔葉。「芸術」には基礎となる学び、という意味が、もともと込められています。もしかしたら、レオナルド・ダ・ヴィンチが数学や天⽂学、建築などの幅広い分野で活躍できたのも、芸術で培った能⼒が役⽴っていたのかもしれませんね。

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