特集

絵文字から、
世界の文化がわかる!?

2019.11.13

みなさんがメッセージを送るときに、ほぼ毎日使っているはずの絵文字。実は、英語として通用するんです。日本発の絵文字がスマートフォンに世界共通のものとして採用されたことで、「emoji」として英語になりました。スウェーデンが国公式の絵文字をつくったり、さまざまな人種を表したものもできたり、最近ではしゃべるものも開発されるなど、世界のコミュニケーションに欠かせないものとなっていますね。

文字だけだと感情が伝わりにくいからと始まった絵文字ですが、もともとは文字や記号を組み合わせた顔文字と呼ばれるものでした。そして、日本と欧米だと、まったく違う表現だったんです。日本だと「^_^」や「-_-」、「>_<」などと目で感情を表現するのですが、欧米だと「:->」や「:-)」、「:-(」と口で感情を表現します。

この違いは文化や生活習慣から来ていて、日本は花粉症や風邪などでマスクをつけることが、欧米ではサングラスをつけることが多いのが理由です。アニメのキャラクターも、日本だと目が大きくて、欧米だと口が大きいのも、ここから来ているのではと言われています。

グローバル化が進むこれからの時代にアートやデザインに取り組むなら、受け取る側の文化の違いを考慮することも重要です。国が変われば、赤や青などの色に対するイメージも変わります。首を縦に振るのが「No」を示す国があるように、ポーズやジェスチャーの意味も変わります。世界に向けて視野を広げれば、表現の幅も、可能性も広がっていきます。さまざまな国の文化を知ることで、あなたの表現はより多くの人に伝わるものになるはずです。

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