声優アクティングコース 2年生修了公演「手塚治虫 百物語」を開催

2020年1月16日、東キャンパス3号館ホールにて、声優アクティングコース2年生修了公演「手塚治虫 百物語」を開催しました。手塚治虫の百物語は、ゲーテのファウストを日本の戦国時代に置き換えたマンガ。手塚治虫は、生涯に何度もファウストを題材としたマンガを描いており、なかでも百物語はメフィストフェレスがスダマという女妖怪で主人公の不破臼人(ふわうすと=ファウスト)に献身的に尽くすようになり不破の魂を救済するという、大胆にファウストのストーリーをアレンジしたものです。

この物語を、声優アクティングコースでは、2.5次元朗読劇として上演しました。朗読劇は、役者が台本を持って舞台に立ち、声で演じる上演スタイルのお芝居。近年では声優により上演されることが増えてきました。衣装を身につけ身体を使って芝居をしますが、役者ごとにマイクが立ちアフレコ現場のようでもあり、動きが少ない分、声でしっかり演じることが求められる、声優志望の学生にとってはストレートに実力の見える舞台です。台本を見ながら芝居することになりますが、視線は常に会場を向き、またマイクとの距離を保ちつつ、大きな声で叫ぶシーンではマイクからの距離を考えたりと、朗読劇ならではの難しさもあります。今回の舞台では、音楽を音楽領域講師である荒川琢哉氏が劇伴をすべて作曲、ステージ上で生演奏しました。さらに、美術領域のアートクリエイターコースが舞台美術を担当、劇中でライブペインティングも披露。照明や音響は、もちろんエンターテインメントディレクション&アートマネジメントコースが担当と、さまざまな領域がコラボレーションしました。

舞台は、AチームとBチームの2回公演。A、Bとも1幕目と2幕目で主人公の不破臼人と女妖怪のスダマを別の学生が演じるダブルキャストで行いました。1幕目の臆病で冴えない主人公が、2幕目で男性的でたくましく成長するさま、また、後半になるほど主人公に惹かれていくスダマの様子など、手塚マンガのキャラクターをいきいきと表現し、ストーリー引き込まれる舞台となりました。また、アートクリエイターコースの学生によるライブペインティングは、2回公演でそれぞれ異なった絵を描く凝った内容で、限られた時間内に完成させなければならないため、舞台に緊張感をもたせるようなアクセントとなり非常に効果的な演出となりました。
しっかりとストーリーの内容を見せる舞台に仕上がっており、2年間の成長を十分に発揮できた舞台となりました。

照明や音響はエンターテインメントディレクション&アートマネジメントコースが担当

舞台美術は美術領域アートクリエイターコースが担当。劇中でライブペインティングも披露しました

舞台美術は美術領域アートクリエイターコースが担当。劇中でライブペインティングも披露しました

舞台美術は美術領域アートクリエイターコースが担当。劇中でライブペインティングも披露しました