親子で楽しむ子育て支援広場「めいげいおやこキャンパス『つむぎ』」を初開催

 2026年10月29日(木)、教育学部は東キャンパス11号館1階アトリエコモンズで、子育て支援広場「めいげいおやこキャンパス『つむぎ』」を初めて開催しました。
 この取り組みは、親子が気軽に集い、遊びや体験を通して交流できる場を大学内につくろうというものです。今年度は試行期間として、来年3月まで月1回、さまざまなプログラムを実施し、参加者の声を聞きながら来年度からの本格的な展開を目指します。

 初回は、クリエ幼稚園の2歳児クラスを中心に、在園児の親子を対象としたバルーンアートのワークショップを開催。約10組の親子が参加し、細長い風船をひねったり組み合わせたりしながら、ハロウィンをテーマにしたリースづくりを楽しみました。講師には、保育と介護を学んだ3人組のパフォーマンスユニット「あまりやんず」から、「さにー」さんと「すくろー」さんをお迎えしました。お二人は現役の幼稚園教諭でもあり、制作の手順を分かりやすく説明しながら、親子の作業を丁寧にサポート。子どもたちへの声のかけ方や保護者との接し方にも、保育の現場で培われた経験が生かされていました。
 会場では、風船を手に楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿が見られる一方、保護者は割れてしまわないかと少し緊張しながら風船をひねり、形を整えていきました。子どもと一緒に制作を楽しんだり、時には作業にじっくり集中したり。約1時間という短い時間でしたが、親子それぞれがものづくりを楽しみ、会場には和やかな雰囲気が広がりました。

 企画を担当する教育学部の冨貴田智子教授は、今回の取り組みについて、附属のクリエ幼稚園との連携を大切な柱に位置づけています。現在も園児と大学生が交流する機会はありますが、今後は入園前の子どもやその保護者にもつながりを広げていきたいと考えています。また、子育て支援広場には、親子で活動を楽しむだけでなく、保護者同士が知り合い、交流できる場所としての役割も期待しています。冨貴田教授は「一人で来てもらって、ここでお友達をつくるというのも、一つの目的」と話します。
 大学へ足を運ぶことにハードルを感じる保護者もいることから、今後は大学での開催に加え、幼稚園などへ出向く活動も視野に入れています。さらに、将来的には学生が運営に関わり、保育や子育て支援を実践的に学べる場へと発展させていくことも構想しています。

 終了後には参加者へのアンケートも行われ、今後のプログラムづくりに生かしていく予定です。今年度はさまざまな内容を試しながら、クリエ幼稚園との連携を深めるとともに、地域の親子にも開かれた活動を目指します。
 親子が遊びを通して出会い、保護者同士がつながり、学生も子どもたちと関わりながら学ぶ。「めいげいおやこキャンパス『つむぎ』」は、大学と幼稚園、そして地域をつなぐ新たな交流の場として、その第一歩を踏み出しました。