[デザイン領域 産学連携事業] ナガサキ工業株式会社(アイアン☆ラボ)受託研究 「新製品デザイン開発プロジェクト」の最終プレゼンテーションが行われました
2017.06.22
デザイン領域
名古屋芸術大学 芸術学部芸術学科デザイン領域 インダストリアルデザインコースでは、東海地区の地元中小企業ナガサキ工業株式会社と連携し、「新製品デザイン開発プロジェクト」を発足させ、新製品のデザイン開発を通じて地域の活性化に貢献することを目指しています。
開発製品は、ナガサキ工業株式会社で生産することを前提とした金属素材を用いた家庭用品および雑貨で、デザイン案は学生が実技授業のなかで考案します。

全体講評を行うナガサキ工業の松永裕詳氏
このプロジェクトは今年で3年目を迎え、本年は3・4年生(全38名)を対象とし4月14日からスタートしました。すでに多くのステップ(オリエンテーション、工場見学、アイデアスケッチ、デザイン案の決定・製造技術研究・デザイン図制作、中間プレゼン)を経て、6月16日(金)に最終プレゼンテーションを迎えました。

使用時のシチュエーションを加えながら提案する学生
ナガサキ工業株式会社様より2名のスタッフが参加、本学教授、和田・片岡の進行でスタートしました。学生たちは一人ずつ順番に、デザイン案のスケッチなどを貼り付けたパネルと作品のモデルを用いて、コンセプトから使用目的、形状や大きさ、既製品との違い、優位性、利便性などを説明していきました。鉄の素材の良さに着目しながら線材だけで制作できるものなど、加工や生産性も兼ねて計画し、新生活用の贈り物や、クリスマスギフト、ガーデン用品、アウトドア用品など様々なデザイン案が提案されました。

3Dを用いて提案する学生

溶接した鉄の模型を使って提案する学生
マスキングテープホルダー、靴を脱ぐ行為に着目した製品、ペン立て、プレゼントボックス、アクセサリースタンド、傘立て、ホースラック、めがねスタンド、新聞ストッカー・・・など。実際に鉄を溶接したり、何度も改良して仕上げたりと、全体的に精密なモデルが多い印象でした。
以上で、最終プレゼンテーションが終了しました。

2作品の提案を行う学生
更に今年度は、名古屋三越栄店 展示スペースにて「選抜作品展示会」を開催いたします。
日程は10月4日(水)〜10日(火)です。
ご来場された一般のお客様に投票していただき、優秀作品を選考、商品化へ進めて行く予定です。

実際に模型を使用しながら提案をする学生