テキスタイルデザインコース 名古屋タカシマヤの「布仕事マルシェ」に出店しました
2019.05.09
デザイン領域
2019年4月17日(水)~23日(火)
JR名古屋タカシマヤ10階催会場「布仕事マルシェ」にて、
本学 デザイン領域 テキスタイルコースの学生が、
織物組織からデザインし、
尾州産地協力のもと製織した生地の販売を行いました。
テキスタイルコースでは、
尾州産地との産学連携プロジェクトを行っております。
テキスタイルデザインコースでは、
3年生全員が、尾州の機屋さんとオリジナルの生地をつくるという、
とても贅沢な産学連携授業を毎年行っており、
出来上がった生地は、東京青山で行われる、
ファッションデザイナーが集まる受注展示会に出品されます。
今回はJR名古屋タカシマヤで、
一般の方々に学生の生地を販売する。という初めての試みでした。
これらの生地は、学生たちが一人一人コンセプトを決め、
色や質感、デザインなど1から考えていきます。
当日、会場にいたテキスタイルコース 4年の中嶋すみれさんは、
「雪の中の金閣寺」をイメージして生地を作りました。
まっしろな雪に包まれた神々しい金閣の美しさを、
テキスタイルに落としこむため、
金閣をキラキラした金色の素材で作成し、
雪をボコボコした素材の糸で表現しました。
手織りで17枚ものサンプルを織り、
そのうち1枚を尾州の機屋さんに作ってもらい、
この生地が出来上がりました。
その他にも、目の虹彩をイメージした布や、
宇宙をイメージした布など、各学生とも、
既存のテキスタイルの常識にとらわれない生地を
出品していました。
お客様にとっても、1枚1枚の生地にコンセプトがある事に驚かれ、
目の前の生地が歩んだ、アイデアから完成までの長い道のりを説明すると、
感動してくれるお客様もみえました。
エンドユーザーに直接、自分のイメージを伝え、
販売を行える今回の機会は、
各学生にとって、非常に良い勉強の機会になりました。