6月15日(土)「オリリズム Ⅳ:いま、なぜ手で織るのか/空間を彩る織作家12人展」のオープニングイベントが開催されました。
2019.07.01
デザイン領域
2019年6月15日(土)
『オリリズムⅣ いま、なぜ手で織るのか/空間を彩る織作家12人展』の
オープニングイベントが、名古屋芸術大学アート&デザインセンターにて開催されました。
「オリリズム」とは、全国の若手織物作家達が、
Tapestry(タペストリー)の魅力と可能性を追求した作家のグループとして、
2009年に京都で行われた展示会を皮切りに活動がスタートしました。
今回の「オリリズムⅣ」は、活動開始から10周年となる記念すべき展覧会として
原点に立ち返り「いま、なぜ手で織るのか」をテーマに本学で開催されました。
13時10分より、本学B棟大講義室で、
オリリズムメンバー8名による、イギリスで行なった展覧会の報告などが行われ、
来場者は真剣な表情で発表に耳を傾けていました。
扇千花 名古屋芸術大学テキスタイルデザインコース教授
「オリリズムⅣ 名古屋開催にあたって」
榎本裕子 本展出品作家 名古屋芸術大学非常勤講師
「オリリズムについて」
川嶋啓子 名古屋芸術大学非常勤講師 ギャラリーギャラリー主催 KICKTAC主催
「Tapestryとは」
伊藤藍 本展出品作家 京都造形芸術大学 倉敷芸術科学大学非常勤講師
「スリーフォード会場で実施したワークショップについて」
酒井沙織 本展出品作家 近畿大学文芸学部非常勤講師
「スリーフォード会場で実施したワークショップについて」
渡邉操 本展出品作家 神戸芸術工科大学助教
「バース会場・シンポジウムについて」
【Weaving New Worlds:Contemporary Tapestry展 参加作家による報告】
堤加奈恵 オリリズムⅡ、Ⅲ出品作家 京都精華大学芸術学部非常勤講師
「ロンドン・ウィリアムモリスギャラリーでの展覧会について」
14時20分からは、本学アート&デザインセンターにて、
オープニングレセプションが行われ、
来場者が会場に入りきらないほどの盛況ぶりでした。
2009年「オリリズム」発足当初、
4名の織作家のグループ展から始まった展覧会は、
国内、海外(イギリス・リトアニア)での展覧会を経て、
年を追うごとに活発になってきており、
今回は12名の織作家が参加しました。
機械化、デジタル化が主流となった現代において、
あえて手で織ることを選択している織作家たちが、
それぞれの作品に対しての想いを語りました。
岸田めぐみ 「夜更けの雨」
鬼原美希 「Are you happy?」
加國悠理 「夜間パレード」
巽美由紀 「かわらない日々」
貝塚惇観 「Moody seeds in the shell Ⅰ- Ⅱ」
林搭子 「雨足」「cuaca 〜天気のはじまり〜」
渡邉操 「AZURE」
伊藤藍 「LONDON, London」
岡田敦子 「It creates me.」
酒井沙織 「STARGAZER」
榎本祐子 「協調-1」「協調-2」「想像」
中平美紗子 「BUBBLE」
東京、関西など全国各地から、多数の方々が来場され、
じっくりと作品を見つめる姿が印象的でした。
今回初めての名古屋開催である「オリリズムⅣ」を
大盛況のうちに終える事ができました。
ご来場いただきまいた皆様、誠にありがとうございました。