教員紹介

林 健次郎(はやし けんじろう)

  • 林 健次郎

所属

  • 芸術学部 芸術学科 音楽領域 アートマネジメントコース(2021年4月より舞台芸術領域へ学びを移行)
  • 芸術学部 芸術学科 舞台芸術領域 舞台プロデュースコース

職位/役職

客員教授

略歴

【学歴・学位】
米ロサンゼルス・バレー大学放送学部卒業(準学士)
米カリフォルニア州立大学音楽学部卒業(学士)

【職歴】
1992年、扶桑町役場に入庁し、扶桑文化会館の開設準備や音楽事業の企画制作、施設利用サービスを担当。2003年より、財団法人かすがい市民文化財団(現・公益財団法人かすがい市民文化財団)。組織改編と指定管理者制度の導入に携わると同時に、自主事業の再編に取り組む。また、同財団が企画制作する「茂木大輔の生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会」の全国ツアーに参加。14年より、愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)。再び、組織改編と指定管理者制度の導入に携わると同時に、新設された広報部門を統括する。現在は、広報・マーケティング部長を務める。

【社会活動】
文化庁の「劇場・音楽堂等への芸術文化活動支援」の支援員や地域創造の「ステージラボ」のコーディネーターを務めるなど、全国の自治体、劇場・音楽堂、大学等で講演や職員研修を行う。また、豊川市や名古屋市、豊田市文化振興財団で各種委員等を務めるほか、豊川市や名古屋市、西尾市、安城市、岐阜市の文化振興計画の策定等にも関わる。東京藝術大学大学院、昭和音楽大学、愛知県立芸術大学、名古屋音楽大学でもゲストとして講義する。

研究活動

【専門分野】
公立劇場運営
舞台芸術の企画制作
舞台芸術の広報とマーケティング
劇場のリスクマネジメント

【研究課題】
アートマーケティング
愛知県内の劇場・音楽堂等の実態調査

【所属学会】
日本文化経済学会
日本文化政策学会
日本音楽芸術マネジメント学会
日本アートマネジメント学会

【研究業績】
新しいビジネスモデルへの挑戦(全国公文協通信第25号、2009年)
事前の交流や情報共有でよりスムーズな受け入れが可能に(劇場・音楽堂等スタッフ交流研修事業報告書、2012年)
ホール運営は人材運営(芸術批評誌リア第28号、2012年)
劇場と芸術系大学のさらなる連携を目指すきめ細やかで実践的なカリキュラム(劇場・音楽堂等スタッフ交流研修事業報告書、2013年)
第1回日韓アートマネジメントシンポジウムに参加して(アートマネジメント研究 14号、2014年)
豊川市の文化芸術事業評価報告書(2015年)
武豊町民会館、次の12年(文化による協働のまちづくり~武豊町民会館12年のあゆみ~、2016年)
ホール入門コース(平成28年度ステージラボ事業報告書、2017年)
愛知県芸術劇場とコロナウイルス(アートマネジメント研究 21号、2021年)

【受賞歴】
2012年 総務大臣賞(春日井市民会館/春日井市文芸館として)
2015年 第35回有馬賞(愛知県芸術劇場として)
2016年 佐治敬三賞(愛知県芸術劇場として)
2017年 総務大臣賞(愛知芸術文化センターとして)
2018年 佐治敬三賞(愛知県芸術劇場として)

授業科目

劇場と舞台

その他①

【企業の方へのメッセージ】
どんな仕事にも、企画や広報はつきものです。本コースは、コンテンツとして舞台芸術を取り扱っていますが、その考え方を、あらゆる業種・業態に応用できるよう、汎用性の高い学びを目指しています。

【講演可能なテーマ】
舞台芸術の企画制作
舞台芸術の広報とマーケティング
劇場のリスクマネジメント

【受験生の方へのメッセージ】
社会人になればいずれ憶えることを、なぜ大学で4年間かけて学ぶか。実務を教える教員としていつも自問自答しています。すぐに役立つ知識や技術を教えるのは簡単です。しかし、それらは即効薬に過ぎません。これからは、社会環境の変化や顧客のニーズに適応できる、レジリエンス(回復力や弾性)の高い人材が求められています。皆さんには、高い専門性とともに、「課題に気付く観察力」「原因を突きとめる分析力」「解決策を導く思考力」「リスクに備える想像力」「共感を得る立ち居振る舞い」を身につけていただきたいと思っています。ジワジワと効いてくる漢方薬のように、課題に向かってどう臨むべきかを一緒に学んでいきましょう。