名古屋芸術大学

 ピアノが専門だけど声楽もやってみたい、演奏家を目指しているけど教職にも興味がある、演奏や歌うこともできる音楽療法士になりたい、自分のバンドでオリジナルの曲を演奏してライブハウスをいっぱいにしたい! どの分野においても多様化が進んでいますが、音楽に関係する分野でも、従来では考えられなかった多くの選択肢が選べるようになってきました。こうした状況の中、一つのことに専心することも大事なことですが、幅広いジャンルで、しかもそれぞれの専門的な知識を有する人材が、今後、必要になってくることが予想されます。こういった社会的ニーズと、自分の興味のある分野についてジャンルに縛られずに自由に学びたいという意欲の、それぞれに応えるものとして音楽学部では、演奏学科、音楽文化創造学科、それぞれに共通する「音楽総合コース」を設置しています。

 音楽総合コースは、音楽学部両学科のすべてのコース、カリキュラムから自由に選択して受講することが可能です。自分の目的や適性に合わせて、自由に選択することのできるまさに「バイキングレストラン」。1・2年次に音楽総合コースで幅広く学び、3年進級時に、さらに深く学ぶためにいずれかのコースに転コースすることも、そのまま音楽総合コースを継続することも可能で、学びの自由度は非常に高くなっています。1・2年次、3・4年次、それぞれ11コースの中からカリキュラムを組み合わせることができるので、121通りの組み合わせがあり、自分のやりたいことに合わせてカリキュラム編成が可能です。この仕組みを支えている、音楽総合コース運営委員会を担当する方々に、お話しを伺いました。

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