企業とユーザーを想定して提案
スペースデザインコース 企業とのコラボレーション

スペースデザインコースでは、デザイン演習Ⅱの授業で、株式会社オダタイヤ様、株式会社パームホルツ様、株式会社ガーデンメーカー様のご協力を得て、産学連携プロジェクトを進めています。
株式会社オダタイヤ様とは、トヨタカローラ愛豊株式会社にて新型ハリアーのショールームディスプレイの提案、株式会社パームホルツ様とは、産業廃棄物であるパーム材を原料とした海外のパブリックスペースで使用できるストリートファニチャーの提案、株式会社ガーデンメーカー様とは、家族や地域社会のコミュニケーションを活性化させる庭とそのための装置やツールの提案を行っています。新型コロナの影響で、対面授業がままならない前期でしたが、各企業の方々を本学にお招きしたり、学生らが企業へ出向いてプレゼンしたりするなど、提案をブラッシュアップさせ試作する段階に来ています。最終的には、採用された案を実現し、実際に店舗などで展示されることになります。非常に楽しみなプロジェクトです。

株式会社オダタイヤ×トヨタカローラ愛豊株式会社
展示車のショールームディスプレイ

店舗とクルマのイメージと購買層を想定して、3つの提案を行いました。学生らは、一宮インター店を訪れてプレゼンし、店舗で働く方々にも提案を見ていただきました。幅広い人にクルマへ興味を持ってもらうための「漫画」パネルの案が好評でした。実際に展示する場合の構造や安全面への質問もあり、実現へ向けての課題が新たに見えてきました。同時に、大きく手応えも感じました。

株式会社パームホルツ
OPT(オイルパーム樹幹)を使ったストリートファニチャー

株式会社パームホルツ様は、産業廃棄物として捨てられているオイルを採取したあとのパーム樹幹を、材木の代わりとして再利用する事業を進める企業。そのオイルパーム樹幹を使い、材木として利用できる強度があることや、再利用されず廃棄されているという問題そのものを広く知ってもらうため、ストリートファニチャーを提案しました。9名の学生が、9つの案をプレゼンしました。

株式会社ガーデンメーカー
庭に対するデザインの提案

狭い庭を広く活用できるようにする構造体や、水はけをコントロールして水遊びのできる庭、地域社会を楽しませるギャラリーの機能を持つ庭、庭のない家でも室内で自然を感じリラックスできる小さな庭など、家族や地域社会のコミュニケーションを活性化させる庭のデザインを提案しました。株式会社ガーデンメーカー様の会社見学もさせていただき、提案以外にも多くの交流が生まれました。