ZIP-FMのナビゲーターなんだ! スゴイ! オーディションで? どんなふうだったの??
オーディションは去年ですね、二十歳のとき。オーディションをいっぱい紹介しているサイトがあるんですけど、たまたまそこで見つけて応募しました。一次審査が、まず自分で番組を作ってくださいという、10分くらいの番組を企画から考えて作る課題です。自己紹介を兼ねて自分の趣味について話そうと思い、それでみんなの趣味を取り上げる番組みたいなのを考えて録音して送りました。それに合格して、二次審査が、一次のときと同じ番組でもいいし、また新しく作ってもいいんですが、今度はスタジオでスタッフさんがたくさんいる前でやるんです。私は、一次のときの内容を深くして、趣味とか自分のことをメインにしゃべったんですけど、すごく緊張しました。
すごく緊張しそうな状況。どうやって対処したの?
声優アクティングコースの授業で、声優の島本須美さん(『ルパン三世-カリオストロの城』クラリス役、『風の谷のナウシカ』ナウシカ役、『それいけ! アンパンマン』しょくぱんまん役も)がいらっしゃったときに、「緊張して上がっちゃうんですけど、どうすればいいですか?」と聞いたことがあるんです。そうしたら、「どうして緊張すると思う? 緊張しないときっていうのはめちゃくちゃ練習して自信があるときでしょう。とにかく周りのことが気にならなくなるくらい、口を開けたらポンポンしゃべれるくらいにたくさん練習しなさい。そうしたらどれだけ緊張しても口は動いていくから練習通りにやるだけ」とアドバイスをいただいて、最終審査までそれほど時間はなかったんですけど、とにかくずっと練習、練習、練習って、学校でも友だちに聞いてもらって練習しました。
努力家なんだねえ。声優アクティングコースはみんな頑張ってる感じがするよ!
ありがとうございます。私自身、プレッシャーとかかかっていたほうが伸びるタイプだと思ってるんです。プレッシャーがあったほうが、もっと頑張ろう頑張ろうと思えるんですよ(笑)。学生時代にデビューすることが夢だったんです。今、ありがたいことに仕事をいただくことができて、その夢は叶いました。将来は、アニメとか吹き替えとかできたらいいなって思っています。一番尊敬しているのは宮野真守さん。お笑いもできる、しゃべりもできる、歌も歌えちゃうし、ダンスもできる、オールマイティーなところがすごいなあと思います。私もなんでもできる、そういう声優を目指しています。私は笑いの部分が苦手で、話を振られても考えちゃって、無理矢理絞り出しても、しょうもなかったり。笑いのセンスを磨きたいですね。
プロフィールを見るとバイリンガルなんだよね? インターナショナルスクールから日本の学校へってあるけど、日本の中学が良かったの?
あれは綺麗に書いてあるんですけど、本当は成績が悪くて(笑)。インターナショナルスクールだと留年があるんですよ。なので、留年したくなくて日本の中学へ行ったというのが真相です。アメリカにいたのは3歳までで、じつはぜんぜん記憶がないんですよ。でも、インターナショナルスクールは日本語を使わない学校だったので、最低限の日本語しかわからない感じでした。ちゃんと日本語を勉強し始めたのは中学生になってからですね。
バイリンガルだと漢字が苦手という人が多いけど、だいじょうぶ?
苦手なんですよ。大人のための漢字ドリルとか、小学生用のとかも買ってやってます。今も、台本をいただいたときに、最初に読めない漢字がないかチェックして、確認してから内容をしっかり読むみたいな。最初に漢字を気にしてます。だから、ふだんから気を付けて本を読むようにしています。まだ速くは読めないんですけど、だんだんペースを上げてなれるようにしています。ことわざとかも勉強しています。
ちなみに、趣味の番組ってどんな内容だったの? 趣味は?
サバゲーです! サバイバルゲームが好きなんですよ。銃を持って、ババババッてやってます。趣味があるおかげでいろんな人と話す機会ができて、自分で経験していないことでも、想像して演技することにつなげていますね。話を聞いて、そういう経験のある人はそうやって考えるんだ、と自分の演技の引き出しにしています。
ZIP-FM ナビゲーターとして活躍中
GENZ(ジェネジー) 毎週月、火 23:00~25:00
aniBuzz 毎週土 22:30~24:30
ネイルアートが趣味。「番組の中に、Hillaryおすすめのネイルレシピを紹介するコーナーがあるんですよ」