優秀賞・ブライトン大学賞授与式

 2021年2月26日(金)、西キャンパスB棟大講義室にて、第48回名古屋芸術大学卒業制作展優秀賞、第24回ブライトン大学賞の発表と授与式を行いました。例年であれば、あわせて祝賀会を開催するところですが、コロナ禍の今年は祝賀会を見送り、ブライトン大学賞の審査もオンラインで進められるといったイレギュラーなものとなりました。竹本学長は、「卒業制作展が学内で行われるようになって3年目、卒業演奏会は無観客で配信したが、なんとか展示ができうれしく思う。本学教員以外からの評価、ことにブライトン大学賞は世界へ出て行くためのひとつの指標となり、新たな発想を身につけていって欲しい」と挨拶しました。
 優秀賞の発表は芸術学部長 萩原周教授から行われ、最優秀賞は洋画コース 宇留野圭さん「Triptych study of the closed room」、北名古屋市長賞 日本画コース 安藤祐実さん「何処へ」、北名古屋市教育委員会賞 洋画コース 有賀まなみさん「漂着するボレロ」が受賞しました。萩原教授からは「コロナの影響でさまざまなことが停滞し、作品制作も心配していたが、受賞者たちは停滞した時間を創造的に使い、かえって作品が磨かれたような印象を持った。異常事態の中、質の高い作品が生まれたことをうれしく思います」とコメントしました。
 ブライトン大学賞は、国際交流センター長 デザイン領域 松崎久美准教授から発表されました。はじめに審査を行ったブライトン大学 Caterina Radvan氏、Jeremy Radvan氏の紹介が行われ、オンラインでの審査を快く引き受けてくれたことに感謝の意が述べられました。ブライトン大学賞 グランプリはライフスタイルデザインコース 科野里佳さん「人間生きているだけで偉すぎる」、優秀賞 スペースデザインコース 大谷征司さん「normal chair」、奨励賞 洋画コース 宇留野圭さん「Triptych study of the closed room」スペースデザインコース 村上結輝さん「実芭蕉革製作所 -banana leather factory-」が受賞しました。グランプリの「人間生きているだけで偉すぎる」には、「ユーザーを中心としたインターフェースと格調高いデザインフォーマット、社会問題に取り組んでいることを評価します」とコメントをいただきました。

学長 竹本義明

芸術学部長 萩原周教授

国際交流センター長 デザイン領域 松崎久美准教授

受賞作品の発表

受賞作品の発表

ブライトン大学 審査員の紹介

受賞者の皆さん

受賞者の皆さん

名古屋芸術大学卒業制作展