特集
春、芽吹く。
第39回 名古屋芸術大学卒業制作展／卒業演奏会
第16回 大学院修了制作展
第14回 大学院修了演奏会
2月〜3月に渡り、本年も美術学部、デザイン学部、音楽学部の卒業制作展/卒業演奏会が開催されました。愛知県美術館ギャラリー、名古屋市民ギャラリー矢田、本学西キャンパス アート＆デザインセンター、しらかわホールの4会場で行われ、本学関係者、学生たちの家族や友人、一般の来場者を迎え盛大に行われました。
学生生活の集大成であり、同時に社会へのデビューとなる展覧会/演奏会。まだまだ稚拙な部分があるものの発育中の“若い芽”たちの可能性を、それぞれに感じていただけたのではないでしょうか。
2011年度ブライトン大学賞
「ブライトン大学賞」とは、本学と姉妹校提携を結んでいる英国のブライトン大学が、本学の卒業制作作品の優秀者に贈る賞で、本学からは、ブライトン大学の学生に対し「名古屋芸術大学賞」を贈り、毎年、相互の交流を深めています。
愛知県美術館ギャラリー
美術学部 美術学科
- 美術文化コース
〈アートスタディ選択コース〉
〈アートコミュニケーション選択コース〉 - 日本画コース
- 洋画1コース
- 洋画2コース
デザイン学部 デザイン学科
- デザインマネージメントコース
- スペースデザインコース
- インダストリアルデザインコース
- セラミックデザインコース
- メディアコミュニケーションデザインコース
- メディアデザインコース
- メタル＆ジュエリーデザインコース
- テキスタイルデザインコース
- イラストレーションコース
- ヴィジュアルデザインコース
名古屋市民ギャラリー矢田
美術学部 美術学科
- 彫塑コース
- 立体造形コース
- 陶芸コース
- ガラスコース
- 版画コース
- アートクリエイターコース
デザイン学部 デザイン学科
- メディアデザインコース
- メタル＆ジュエリーデザインコース
- テキスタイルデザインコース
名古屋芸術大学 西キャンパス
アート＆デザインセンター
美術学部 美術学科
- 洋画2コース
デザイン学部 デザイン学科
- スペースデザインコース
- インダストリアルデザインコース
- セラミックデザインコース
美術学部・デザイン学部
第39回卒業制作展
2月21日〜26日にかけ、愛知県美術館ギャラリー、名古屋市民ギャラリー矢田、西キャパス アート&デザインセンターの3会場で行われました。各会場では、コースごとに担当教員とゲストにより講評会が行われ、プレゼンテーションを行った学生に批評やアドバイスが送られました。
25日には美術文化コースの優秀卒業論文発表会・大学院美術研究科美術文化領域修士論文発表会が愛知県芸術文化センター、アートスペースで行われました。25日、26日には、同じ会場で映像作品上映会も開催され好評を博しました。
記念講演会
特別対談：絹谷幸二×仲居宏二
アートの匙加減
アフレスコ画（フレスコ画）の第一人者、東京藝術大学名誉教授の絹谷幸二氏と、NHKで教養、美術、教育番組などを数多く手がけ芸術への造詣が深いNHKエディケーショナルの仲居宏二氏をお招きし、「アートの匙加減」と銘打ち、大学と社会を繋ぐ取り組みについて対談形式で行なわれました。ぜんざいやチョコレートを作る際、隠し味に少量の塩を入れると、甘さが引き立ち深みが増します。絵を描く時も同じで、チューブから出したままの赤ではなく補色の緑を少し足すと、深みのあるいい赤が生まれます。これは社会にとっても同じで、1つの考え方に偏らず反対の色（意見・考え）の存在がとても重要で、これこそがアートの役割のひとつであるというお話です。絹谷氏の代表作を映像でふり返り、氏自ら作品に解説を付けるという贅沢な演出に、来場者も真剣に耳を傾けていました。
日本を代表する芸術家の絹谷幸二氏（左）と、NHKで多くの番組を手がけた仲居宏二氏（右）。笑顔の絶えない息の合ったお二人。
長嶋茂雄監督との対談風景（左下）
NHKのテレビ番組「世界 わが心の旅」に出演した時の絹谷幸二氏
多くの作品モチーフとなる富士山。2011年の「日月桜花爛満湖上富士」
代表作「アンジェラと蒼い空II」（1976年）
絹谷氏の代表作の1つ、長野冬季五輪公式ポスター「銀峯の女神」（1997年）
大学院美術研究科 デザイン研究科
第16回 大学院美術研究科・デザイン研究科
修了制作展
2月28日〜3月4日まで、名古屋市民ギャラリー矢田で開催されました。大学院修士課程を修了する学生たちの専門的研究と研鑽を重ねて制作された作品が一堂に展示され、非常に見ごたえのある展覧会となりました。
音楽学部
第39回 卒業演奏会
3月1日、2日の2日間、三井住友海上しらかわホールにて行われました。卒業試験で優秀な成績を収めた学生が、1日に13名、2日にも13名、合計26名が出演し、独奏や独唱のかたちで舞台に臨みました。指導教員、家族や友人が見守る中、日頃の練習の成果を十分に発揮するすばらしい演奏を披露してくれました。また、同時に音楽文化創造学科音楽教育選択コースの優秀卒業論文が公表され、3名の優秀者が発表されました。
大学院 音楽研究科
第14回 修了演奏会
3月7日〜9日の3日間には、第14回修了演奏会が同じしらかわホールにて行われました。音楽研究科修士課程を修了する院生全員が、大学院音楽研究科、大学音楽学部に所属する教員・卒業生を中心組織されたオーケストラ、コレギウム・アカデミカと共演する構成で、濱津清仁氏の指揮のもと、ソプラノ・バリトン独唱、フルート・ピアノ・ヴァイオリン・ヴィブラフォン・電子オルガン・ファゴット独奏など、各研究領域における熱演が繰り広げられました。
