2013年度、本学に5人の新たな先生方が加わりました。本学の学生になったばかりの新入生と同じように、先生も新しい環境に夢や希望を持たれるようです。今回の特集では、5人の新任の先生に、これまでの経歴や経験、専門分野、学生に期待することなどを伺いました。先生方皆さん、さまざまな経験をお持ちで、思わず吹き出してしまうような面白いお話もあれば、背筋を正してよく考えて聴かなければならない示唆に富んだお話もあり、興味は尽きません! 限られた誌面で全てをお伝えできないのは残念ですが、それでも先生方の熱い気持ちが伝わってきます。
可能性を信じて、絶対よくなる
練習もままならない時代
―先生は2期生だそうですね?
そうです。大学入った時には、1年上に1期の先輩がいるだけで1、2年生しかいませんでした。入学した時、管楽器は2人だけで、先輩にはフルートが2人いて、バイオリン1人、3年になってからトロンボーンの先輩が編入してきてそれだけです。とてもオーケストラができる状態ではなく、吹奏楽はおろかアンサンブルもできない、木管五重奏も組めない。これで音大と言えるのかと思い、大学2年のとき、器楽科でなくても中学、高校で吹奏楽をやってきた子をスカウトし、足りない楽器を吹かせ、頭数を揃えてオーケストラを揃えました。でも、そんな寄せ集めでいいアンサンブルができるわけがないんですね。名大・南山・名工大とか一般大学のオーケストラ、クラブ活動でやっているオーケストラよりも聴き劣りする。在学中は、その溝を埋められませんでしたね。大学4年間は、必ずしも満足のいく経験ができたわけではなかったですが、卒業後、名フィルなどでエキストラで使ってもらえたりしました。でも、いざその場になると怖くて音が出せないんですよ。そういう環境やプロの音にまったく慣れていない。最初は、どこをやっているかもわからないほどで、周りは皆上手い、そこへ投げ出されていったいどうしたらいいんだ、と思いました。それで奮起して、自分の音楽家人生が始まったと思います。学生時代は、教職課程も履修していて、教育実習にも行きました。あまり気はなかったのですが、1年間非常勤講師として高校で教えましたが、とても中学・高校の先生として教えることを仕事にしてこれからやっていくことに自信が持てず、自分のフルートに専念しようと考えました。 25年ほど前、大学を出て10年くらいしてから、名芸に非常勤講師として来させてもらっていましたが、自分の頃とくらべ、全然違っていましたね。全ての楽器が揃っていたし、学生数も多かったですね。厳しくしてもついてきてくれた時代で、やりがいがありましたね。
自分自信の可能性を信じて
―恵まれた環境にいる今の学生はいかがですか?
学生のレベル差の開きが大きいですね、中間層が少ない。上位にいる学生は、他の有名大学と変わらず、全国規模のコンクールでベスト15に入るような、その年のトップクラスに入れる優秀なのがいます。ですから、全体のレベルを引き上げるために底上げが必要だと思っています。優秀なのを育てるだけではダメで、全体がしっかり上がっていくように徹底して注意するようにしています。今の学生たちは、本当にいい子は昔と変わらずハングリーに学ぼうとしている、でも、そうじゃない子たちが楽なほうを選ぶ。私個人は嫌われてもいいから、こういった子が変われるように、毎回、毎回、話をしていこうと思っています。『教育』の育てるは『待つこと』だと思うんです。ただ待つんじゃなくって、耕して、水やって、日当たり良くして、虫付かないようにして、じっと待つ、それだけのことをやって待つことだと。そうして実を結べば、そういう人間が増えて環境が良くなっていくはずです。絶対にあきらめないで、不真面目な学生でも心を立て直してやりたい。親になった時に青春時代に頑張ったと言える何かがあれば、子供達に対して、きちんとした事が伝えられると思います。
―学生に学んで欲しいことはどんなことですか?
この学校に来ている学生なら最低限のレベルをクリアしてきているし、センスも持っていると思います。自分の可能性を信じて努力していけば、絶対に良くなります。1日4時間練習すれば誰でも上手くなれる。僕自身、努力が嫌いな人間ですが、毎日3、4時間は練習してきました。夢と希望を忘れるなと言いたいです。私もあきらめません。教える側が、夢と希望をあきらめちゃいけないと思っています。
学生と一緒に続いていくものが作れればいいかなと思います
芸術学/美術教育学の研究と実践
―これまで幅広い分野について研究されていますが具体的にはどんなことを?
これまで岩手大学、千葉大学、首都大学東京と国公立の大学でいろいろな分野の学部や大学院に属してきましたが、初めて芸術大学常勤教員とさせていただき、非常にうれしく思っております。ヘーゲル美学の研究から出発しましたが、ある段階から社会の総体を意識しながら近現代美術/デザインの個別問題に理論的・実践的にとりくみ、その個別問題で得られた新しい光で社会総体を逆照射するというアプローチをとることになりました。ユーゲントシュティール、表現主義、美術館、戦後アメリカ発のデザインと現代美術、また近代日本美術・デザインの諸問題等です。しかし、そのような私のアプローチにとって〈美術/教育〉は諸問題総体の結節点として位置づきます。現行小学校学習指導要領(図工)の作成過程にも関わらせていただきました。
1984〜5年に文部省在外研究員としてドイツに滞在した折、ドイツのモダニズム美術・デザインとその教育研究とは別に、市民に開かれた美術館作りの活動を行っている団体に接し感銘を受け、日本でも美術館で子供や市民をつなぐ活動をもっと意識的にやるべきであるという論文を書き、活動を始めました。日本の美術館教育活動の走りの一つになり、1993年には「日本・ドイツ美術館教育シンポジウムと行動」を主催する実行委員会のまとめ役を務め美術館ワークショップ等に参画するようになりました。さらに、1987年のドクメンタとミュンスター彫刻プロジェクトでアートが街に展開するのにふれて衝撃を受け、千葉県の佐倉や芝山、東京のIZUMIWAKUや代官山同潤会アパート等のアートプロジェクトに参画するようになります。2000年には千葉大学の学生たちと、美術館と街と千葉の小学校や中学校等とをつないだアートプロジェクト「WiCAN」を始め、首都大学東京で日野市、東京都と連携してアートプロジェクト「ひののんフィクション」を始め、いずれも私の後任の方が引きつぎ一層発展させて下さっています。近年の研究では、まず、2009〜10年、科研基盤(B)(1)「プロパガンダと芸術」、2011〜13年科研基盤(A)(1)「社会システム〈芸術〉とその変容」の研究代表者を務めています。後者は<芸術>をその生産・評価・伝達・売買・受容・教育等の総体からなる〈システム〉として捉えてグローバリズムの進行する現代のアートの在り様を理論化しようとするものです。これと関連しながら〈美術/教育〉の再検討(これは『美育文化』誌に4年間にわたって連載してきました)を進めています。
君たちが頑張れば、新しい歴史ができる
―これまでにくらべ本学の学生はいかがでしょう?
学生たちは、真面目で熱心で、授業の食いつきもやろうとしている志も高いです。むしろ、学生たちのそういった気持ちをもっと大きく盛り上げていく大学に張るべきだという感想を持っています。大学が幾分かおとなしくなってしまっていて、学生をもっと信頼して学生のチカラが存分に発揮できる、そういうことをやっていくべきだと思います。学生にも、さらに高い望みをもって、ギラギラするくらいの情熱的な、そういう志でやってもらいたいなと思います。熱心に勉強しようと思う学生が、ここで勉強を続けていこうという文化がまだ弱いように見うけられることが残念です。学部、大学院を通して、本学で学び制作研究することが、他のどこにもまけない新しく高い水準の可能性を開くようであれば、優れた学生がたくさん本学に集まってくれることでしょう。
―これからどんなことをやろうと思いますか?
学生が主導するアートプロジェクトをやってきて、学生が頑張ればどんなにめざましいことができるのか経験してきました。学生、教員、大学のいずれも、そこから得るところが大きいのです。ここでもそういうことができたらいいなと考えています。そのことを含めて、本学が21世紀の日本/世界の先端をひらいていける力と魅力を持つようになるように、私自身も微力を尽くしたいと思います。しかしまた、学生たちこそがその新しい歴史をひらいてくれるものと、信じています。
本当に自分のやりたいことをじっくりと見つけてほしい
ウダウダと過ごすことも大切な時期
―先生はこれまでどんなことをされてきたのですか?
出身は新潟なんですけど、京都の大学に行って、留年したり聴講生だったりして、就職するまで何年もかかっているんです。自分自身、いろいろ迷っていたんでしょうね。なにをするかよくわかっていなくて時間がかかりました。中学校の国語の免許を持っていますが、漢文が2単位足りなくて高校の免許が取得できてないんです(笑)。高校の免許を持っていれば、おそらく高校の先生になっていたと思いますよ。大学と大学院修士でも1年ずつ留年して、その後、京大の大学院の博士課程に入れてもらって3年、さらに助手で、京都には20年近くいました。そこから研究者という感じでしょうか。東京へ行って、東京理科大に6年、武蔵大学に8年間いました。どちらも、教職課程を教えていましたが、専門ではない意味で「気楽」な反面、採用試験に何人通るかというプレッシャーがありました。ただ合格するだけじゃなくて、ちゃんと志をもった先生になって欲しいなという気持ちがありました。
―学生たちの様子はいかがですか?
子ども学総論という1年生の必修科目ですけど、一見すると小さな子どもの講義かなと思われるかもしれませんが、小学校4年生くらいから入って、中学生、高校生、思春期、青年期とやってきて、この間大学生時代に入りました。学生たちには、学ぶことを自分の人生に重ねていって欲しいという思いがあります。これまでの教育の中でいろんなダメージを受けてきている学生が多くいると思うので、自分の人生を修復しながら、子どもと出会ってもう一度生き直しながら、資格試験の合否を気にする前に、自分の人生を快復させて欲しいと思います。今、授業を受けている学生を見ていると、3割くらいの学生は大学へ来てうれしくてうれしくてしょうがない感じです。サークルに入ったり、生まれて初めてバイトしたり、髪を染めたり、いろんなことで3割くらいの学生が大騒ぎしています(笑)。ちょっと騒がしいですけど、大学時代を含む17歳から22歳までの青年後期のところは、子どもから大人に変わるというすさまじい時期を過ごしたあとで、基本的には疲れているんです。だから、この時期はいかに休ませるかというのが教育の基本なんです。疲れているにもかかわらず、新しいことをどんどんやりたいから慢性的なエネルギー不足状態で、何をやっても不十分だし、何をやっても叱られやすい時期です。何事も上手くいかなくてウダウダと過ごすことを、大人は良くないことだと言いますが、そういうウダウダしている集団というのがこの時期はすごく大切で、たわいもないことをしていた集団が、いずれテーマを持っていくと切磋琢磨する集団に変わっていくと思います。
卒論とゼミは、最強の就活になる
―学生たちに望むことは?
卒論のテーマを、自分の人生と就活をいかに重ねているか、そういう選択をして欲しいです。偽物のテーマじゃなくて本物のテーマを選ぶことです。「至誠」ですね。今は、ゼミや講義と就活が別になりがちですが、本当に自分で調べたいことは、本を読むだけじゃなくて、その人に会ってみたくなるし、そこへ行ってみたくなるものです。それは、実は最強の就活で、本当にやりたいことがある学生が会社訪問しているようなものです。会社訪問だとルールから外れた行動は追い払われてしまいますが、研究でどうしても知りたいとなると、見せてくれたり裏側の話をしてくれたりします。教職課程のときは、特に私立なら、本当にこの学校で働きたいというところを探せと言っていました。仮に愛知県の小学校の先生になりたいのだったら、愛知県に愛情があるでしょう。愛情があれば相手のことを知りたくなり、(「愛知」)○○小学校でやっているこういう授業とか、児童館のこういう活動とか、調べたり見に行くでしょう。面接で、どんな先生になりたいんですかと聞かれた時に、一般的にこうこうこうですとうわっつらのことを言うよりも、○○小学校でやっているああいう授業をやりたい、と具体的な話ができます。相手のやっていることを語ると、たぶん、面接官というのはだいたいプロジェクトを推進したような人がやっているはずで、話しも弾むし一歩踏み込んで実際に行ってきましたとか、給食食べましたとか、そうなると落としようがないでしょう(笑)。本当に自分のやりたいことがゼミや卒論に繋がり、同時に就活の時にも最強の蓄積になっているような、そういったことをウダウダする中でじっくり育ててほしいと思います。
先生というのは感動の多い仕事
学校はファミリーだ
―今まで小学校と中学校にお勤めだったわけですね?
経歴を見ていただくとわかりますが、大学を卒業して以来、小学校と中学校の教員をやってきました。それに前後して、養護学校、名古屋市の教育センターに勤め、そうして、小中学校で教頭、校長を務めました。大学での研究ではなく、子どもたちとの授業を通して教科研究、実績を積み重ねてきました。ここに来る1年前は、教育センターの中にある生徒指導相談員の嘱託員ですね。不登校の子どもを家庭訪問して、子どもや親御さんのカウンセリングをやっていました。振り返ってみると、偶然ですが荒れている学校、生活指導が大変な時に多く赴任したように思います。やんちゃな子どもとの生活が多かったですね。荒れているときは警察の方にも学校に来ていただくこともあり、実に様々な人と様々な経験をしました。こう言うと、これから先生になろうという学生の中には、不安に思う人もいるかと思いますが、学校の現場は温かいものです。実績を重視する企業とは異なり、先生同士が助け合うファミリーです。特別支援学級を受け持つことになったらやれるだろうか、と相談に来た学生がいました。まずは、やってみて考えればいいと答えました。学校は温かく支えてくれるからとアドバイスをしました。子どもと接する保育士や先生という職業は感動の多い素晴らしい仕事です。
―初めて大学生を教えることになりますが、いかがですか?
学生たちは、素直で素朴。今までに受け持ってきた小中学生に似ていますね。ただ、これまでにリーダーシップをとってきたことのない学生が多いのではないかと感じました。暴れたりするようなことはなく、大人しく控えめな生活を送ってきたのではないかと思います。グループを引っ張っていくというよりも、地道にやってきたという感じがします。心の内に秘めた物があるのに、ちょっと恥ずかしいのか出し切れていない気がします。「もっと自分をアピールしろ」と言っています。授業では、ぬいぐるみを相手に小さな子への読み聞かせの実地練習や、ゼミで、これから夏のボランティアでキャンプに行くこともあるので、キャンプファイヤーの進行を司会からなにから、やってみたりしています。やり始めると、一人一人がいい個性を出してきます。オーバーすぎるぐらいに出して欲しいですね。やっているうちに出来なかったことが出来るようになってきます。もっと自分に自信を持ってアピールして欲しいですね。自分の良さを発見し、表現できるようにしたいと思っています。もう一つは、大学生なら本来は、講義を聴きながら自分で勉強していくのが当然だと思いますが、目の前の学生を見ていると、ある程度は指示をしてやっていかなければならないかなと感じています。勉強のやり方が分かっていない学生が何人かいます。しばらくの間は苦労があります。
学ぶことの楽しさを知って欲しい
―学生たちにどんなことを覚えて欲しいですか?
「学ぶことは楽しい」ということです。このことが分かっていないと学校に行っても子どもに十分応えられません。困った時や、思うようにいかなかった時、失敗したと思う時には、先ずは自分で勉強して解決していくことですね。それがとても大事なことだし、また、それが楽しいし、そのことが仕事だということを分かって欲しいと思います。「教える」という仕事は、自分自身が常に学ぶことであり、そうして力を身につけていくことを実感して欲しいと思います。大学生活の中で、是非、学ぶことの楽しさを知って欲しいです。
自分のやってきたことをしっかり伝えたい
本当に辛いことが相談できない
―多くの施設や支援センター、相談所にお勤めしてきたんですね
大学を卒業し、岐阜市にある日本児童育成園という児童養護施設に勤めました。親がいない、或いは虐待を受けた子どもたちと一緒に生活する場所で、下は1歳半から上は18歳まで、16人の子どもたちを職員4人体制で見ます。一緒に生活することを重視し、食事も朝昼晩すべて職員が作り、文字通り寝食を共にして生活全般を支援します。また、同じ社会福祉法人が運営する、子ども家庭支援センターでも働きました。地域の子育て相談、子育て短期支援事業(ショートステイ、トワイライトステイ)というので、一人親家庭の親御さんなどが緊急的に入院したり、出張したり、1週間程度泊まりで預かって、支援することをやっていました。そのなかで虐待の心配のある親御さんの相談を受けたり、児童相談所などと連携をとって親子を支える事も時にはありました。これらを8年勤め、その後、名古屋市の児童相談所で嘱託相談員をやりました。電話相談と面接相談で、子どもに関する様々な相談について、最初に受けつける係に所属していました。かなり重篤なケースの相談も多く、本当に困っている親御さんたちは、自分から声にできないことがあるとわかりました。頼れる人がいなかったり、孤立していたり、普段、普通に保育園に通っている親御さんでも、本当に辛いことは保育士さんに言えなかったりだとか、学校の先生にも上手く言えてなかったりとか、表面的には解らなくともとても孤独な状態に置かれています。そういう相談経験をもとにしながら、大学院に通い、今まで経験した事例をまとめるという研究をしてきました。
無邪気に笑えない子どもがいる
―学生たちにはどんな事を知って欲しいですか?
子どもって、無邪気、明るい、元気いっぱいというイメージがあるかと思いますが、私が関わってきた子どもたちは、環境が整っていなかったことで無邪気さをなくしてしまったり、笑顔になれない、喜怒哀楽を失ってしまっている、大人に対していきなり『あっち行け』だとか、『バカ、死ね』という言葉を投げかける子どもだったりします。そういう子どもたちも実際にいるということを学生たちに伝えたいです。子どもたちが表面的に言っていることだけじゃなく、その心のなかに何を隠しているのか、どうしたら笑顔になれるか、無邪気な気持ちを取り戻せるのか、考えて欲しいと思います。また、学生たちには馴染みの薄い社会福祉ということをできるだけ身近に感じて欲しいとも思います。子どもたちのSOSやサインをくみ取ったり、寄り添ったりできるようになって欲しいです。子どもに手をあげてしまう親御さんに対しても、憎むのではなく、身近に接する立場、お母さんにも寄り添って欲しい。理由もなく子どもを叩いてしまうことはありません。お母さんの辛さやなぜそうしてしまうことになったのか、家族背景もしっかり見極められる力を持って欲しいと思います。
―2ヶ月経ちましたが、学生たちの様子はいかがですか?
すごく愛らしい、とっても可愛いです(笑)。人と接することが好きな学生が多いように感じます。3年生の学生なんですけど、授業内で実践的にロールプレイをやってもらったんです。相談を受けるだけでなくお母さんの役もやってもらったんですが、一所懸命取り組んでくれています。他の大学よりもノリが良くって、照れずに躊躇なく喜んでやってくれています。感想もいい視点を持っていますし、現場に出る前に、いい体験できてると思います。ゼミでは、関心のある児童養護施設、障害児の統合保育施設などにお邪魔し、聞き取りや、体験学習をすすめています。学生たちにもっと意欲を持って勉強できるようにつなげていきたいと考えています。実践現場の人たちとの繋がりを大事に、地域に溶け込んでいって欲しいですね。いろんな人と出会って、大学にいる間に、こんな人になりたいというモデル像を作り上げていって欲しいですね。