名古屋芸術大学

NUA Student

小山楓矢

こやま ふうや

デザイン学部 インダストリアルデザインコース 4年

人を喜ばせたい

4年生、就職活動中?

そうですね。自動車会社に行きたくて、3年生のときから活動しています。デザインなのでちょっと特殊で、ワークショップに参加したりインターンに行ったりしています。

ホンダの「ホンダデザインセミナー」は毎年、名芸で開かれているよね。参加した?

はい、去年の夏のセミナーに参加して、今年の春のインターンにも参加しました。マツダのクレイモデルのデザイン実習にも応募したんですが、落ちちゃったんですけど……。いろいろ活動しています。

クルマのデザイナーが目標なんだ。デザインに進んだきっかけは? やっぱり子どもの頃からクルマ好き?

それが、高校までは、建築士になりたくて理系で数学の勉強していたんです。ただ、小学校1年のときから絵画教室で絵を描いていて、美術部の顧問の先生から『お前は、美大に行ってみたらどうだ』と提案されて、そこから建築デザイナーというインテリアなんかをデザインする職業があることを知り、だんだんとデザインを自分で調べていったという感じです。高校3年の夏に美大に行こうと決心して、まずは予備校の夏期講習を受けてみたんです。2週間という短い間なんですけどすごく高い授業料で、絵を勉強するのにそんなに費用がかかるっていう感覚がなかったので、美術大学へ行くということは大変なんだなと実感しましたね。講習を終えて、どこを受けようかとなったとき、その美術部の先生がたまたま名芸のOBでそういう縁もあって入りました。

じゃあ最初は、ID(インダストリアルデザイナー)じゃなかったんだ。

決めてませんでしたね。意外と何でも興味があったんです。メディアデザインというのに興味があって、すごく迷いました。でも、やっぱりモノをデザインしたいなと思ってIDに進みました。1年生のときに、デザインのファンデーションで「回転体による成型実習」「多面体と植物文様」、という授業があって、そこで褒められたことがきっかけかもしれません。僕は、“くらげ”というテーマでやっていたんですけど、自分からしたら見るからに気持ち悪い形なんですよ(笑)。こんなのが選ばれるのかと思って、自分でも気が付いていなかったことがほかの人にとっては評価されることなのかな、と思いました。やってみないとわからないことだと思います。それで、立体が評価されるということは、そっち方面が自分の力を発揮できるかなと思ってIDに進むことにしました。

デザイン学部のファンデーションが良かったんだね。

そうですね、先生のおかげですね(笑)。

自動車のデザイナーは厳しい世界だよ。片岡先生も絵をたくさん描けっていってたでしょ。描いてる?

描いてますよ、描きまくってます。先生の話を聞いてるよりも、絵を描いているほうが自分のためになるかな、みたいな(笑)。

いつ描いてるの? 講義中なの(笑)

電車の中で描いてます。僕、豊橋から通ってるんですけど、名古屋までの間、長いので電車の中で描いてるんです。片道2時間ちょっとあります。もう、スケッチブックは10冊以上になってるかなぁ(スケッチブックを取り出し、パラパラめくる。落書きもあるけどクルマの絵がいっぱい)。

やっぱりクルマが多いね。

本当にラフな感じで描いてるんですけど、クルマが多いですね。自分の好きな形をアウトプットしたいということと考えていることを繰り返し形にしてみて確認してるような感じなのかな。

自動車会社に受かったとしたらどんなことがやりたい?

それはもちろんデザインですけど、インテリアデザインをやりたいんです。インテリアは、人と一番接する場所ですから。インテリアとプロダクト製品は考え方が似てるような気がして、自分としてはそちらのほうが向いているのかなと感じているんです。今までの作品を見てみてもそう思いますね。エクステリア的な感性よりは、どちらかというとプロダクト的な考え方のほうが好きなんです。

エクステリアは、ちょっとエゴイスティックなところがないと面白くない気がするね。そういった『オレはこれがやりたいんだー!!』みたいなことはないの?

そういう信念みたいなものは、どちらかというとなかったですね。ただ、描くこととモノを作ることがずっと好きだったので、それは絶対仕事にしたい、と思いましたね。それで人を喜ばせられたら、一石二鳥だなと。いつか人の役に立つような結果が得られれば一番いいかなって思っています。

「金の卵 オールスターデザイン ショーケース」というコンペに出した作品です。バックトゥザフューチャーというテーマが与えられて、伝統を今のデザインにどう生かしていくかという問題提起から、宮大工が使う木組みをおもちゃに取り入れ子どもが遊ぶことで自然と仕組みや木の良さも伝承できると考えて作りました。木工房で、夏休み中、つきっきりで手伝ってもらって作りました

キッチンカーです。野外でわいわいとご飯を作って食べることができます。ホンダデザインセミナーで考えたモビリティです

サイクリングカー。リアのキャリアに2台の自転車を積むことができ、ツーリングに出かけることができる

デザイン実技ではクレイモデルの制作を行う。サイクリングカーのデザインは、自転車のヘルメットがモチーフ

戦闘機をモチーフとした一人乗りスポーツカー

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