名古屋芸術大学

NUA Student

木下千穂

きした ちほ

美術学部 アートクリエイターコース 彫刻 3年

いっぱい悩もうと思います!

彫刻をやってる人って、今は少数派?

同級生は今、私を入れて3人、先輩方は、皆さん合わせて8人。今年になって後輩がたくさん入ったので、ちょっと賑やかになってきましたね。

どうして彫刻を選んだの?

私、静岡出身で、高校は浜松江之島高校の芸術科というところだったんです。高校で彫刻をやっていて、そのまま大学へ来て、3年生になる時に版画と彫刻とで迷いましたが、彫刻にしました。

彫刻をずっとやってきたんだ! 彫刻の魅力ってどんなところ?

じつは、絵が苦手で(笑)。両親が二人ともデザイナーで、お父さんはデザインが上手くって、お母さんは絵がすごく上手で、なんか絶対、同じように絵をやるのはヤダなと思って。自分の描けない具合を見られるのがイヤで。それで、なにもいわれない彫刻にしようと(笑)。最初はそんな動機で彫刻を選んで、そのまま、彫刻が面白くなって、はまっていった感じですね。

高校から美術系の学科なら、そのまま芸大へ行くと決めたの?

高校から大学に行くときに、大学とブライダル業界に就職することとすごく迷ったんですよ。中学の頃から勉強が苦手でしたが、美術で何個か賞を取っていたので、先生に 「それを強みに高校にいきましょう」となったんです。そうしてきたんですが、なぜか高校に入ったら結婚式場で働きたくなって(笑)。結婚式場なら、デザインとか、きっと彫刻も生かせるかなぁと。それから、キラキラとした幸せの中に私も一緒に入って嬉しい気持ちになれそうな、人を喜ばせる仕事だし、いいかなと思ったんです。それで、ほぼブライダルの専門学校へ行こうと思っていたんですけど、高校の先生が「教師も向いてるんじゃないか」とおっしゃって、私も「いいですね」となって、そのまま流されて、それなりに悩みましたけど、今に至ってます。

作品は人体、正統派だね

そうですね。ずっと人体をやってて、人体がすごく好きです。そうしてきたんですけど、3年生になってコミュニケーションアートクラスにいると、皆すごく面白いことをたくさんやるんで……

いまどきのことをやるよね

そう! そう! それで、「なんか、そっちもやりたいぞ!」ってなって、色がいっぱいあるような作品や抽象形を作ったりしています。まだ、本当に始めたばかりなんですけどね。

アートクリエイターコースで広がったわけだね

ワークショップに参加したり、海外の作家さんが来てそこで一緒にドローイングしたりして、すごく面白くて、結構、影響されました。先生や事務の方の作品を見たり展覧会に行ったりして、すごくイイなと感じて、そんなに人体に固まらなくてもいいのかなと。木彫とか、石彫とか、そこまでこだわらなくてもいいのかな、と思うようになりました。もっと自分が作りたい形を作りやすい素材で作っていこうかなと。上手く表現できるものを、自分で見つけていければいいかなと思っています。いろいろやってみて、最終的に卒業制作で決められればいいのかなと思います。

まだ3年だけど、卒業したらどうする? 作家さんを目指す?

いやぁ、将来何がしたいかもわからないままですから。作家を目指すかどうかは別にして、作品は作り続けていきたいですね。自分の部屋に飾るような小さなものでもいいですから。ただ、作り続けてはいきたいですけど作家として一本でやっていくというわけにもいかないように思うので、普通に就職して結婚もして子どもも産んでというのが、一番の夢ですね。親は、大学院には行かずに社会に出て、というんです。大学の4年で終わらず、大学院ならもっと突き詰めたこともできるだろうなとも思うし、でも、社会に出て働くべきだというのもわかるし、私も働きたいし……。大学は4年で終わって、就職してまたそこから考えていけばいいのかなと思っています。

仕事にするならどんなこと? 教職課程も取ってるんだよね

立体とかオブジェとか舞台美術で大きいものを作ったりとか、やっぱり立体は作っていきたいですし、ワークショップとかやって子ども達に美術を教えるとか、そういうのもやりたいですし。いろいろ調べていく中で決められたらいいのかなと思います。2年の頃は、私は教員になるんだといってたんです。でも、教師になるならもっと社会を知ってからなる方がいいのかなとも思っています。色々な仕事を見て決めていきたいです。

また、変わるかもね。ブライダルに行ったりして(笑)

とりあえず、いっぱい悩もうと思います!

夢をみる(水粘土)

前を向き、しっかりと立ち、前へ向かっている人を表現しました。

朝(石膏)

1日の始まりの朝を想像し、 1日の期待と不安を持ちながら過ごす日々を表現しました。

こころ(楠木)

自分の中の気持ちと他の人から見た私を表現しました。

みたいものがある(白い布、糸)

白い布を見て何色を想像し、何が見えるのか。加藤邸での時、 空気、情景を感じて貰えたらと思い造りました。

撮影:山口幸一

日々のドローイング

言葉を考えてからその言葉に合ったら絵を描いています。

箱(スタイロフォーム・石粉粘土・アクリル絵の具)

peace nine展に展示した作品で、戦争について考え、 自分の想像や気持ちを込めた作品です。

スケッチブックの絵は、寝る前に描いている。「なにか困ったことがあったら、とりあえずこれを見て、読み返して、ですね」

この作品はスタイロフォームに石粉粘土を被せて、やすったり削ったりしてそれにアクリル絵の具で彩色しました。

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