ミュージカル、一直線です!
ミュージカルコース、選んだ理由は?
もともとは、特に目標もなく、普通に大学に行ってそこから何かやりたいこと決めればいいかなと思っていました、高校生のときですね。それが、高校3年になる前の春休みにミュージカル映画の「マンマ・ミーア!」を観て、「これやりたい!」ってなって(笑)
高校三年生なので、両親も学校の先生も「えっ?!」と突然の告白に驚いていました。(笑)
高校の吹奏楽の先生がいろんな芸大に詳しいと聞いたのでたずねてみると、名古屋芸術大学にミュージカルコースがあると教えてくださり、そこからは一直線です! 決めた、行くぞ!みたいな。春に知って、夏に受験して、とんとん拍子です。
受験のパターンもいろいろあるじゃない。どれで受けたの?
AO入試で受験しました。AO入試は、実技がなくて面接と小論文のみでした。一般入試だと、歌があったりダンスがあるのですが、決めてから我慢できず、AO入試で。秋には合格が決まっていました。
小論文はどんなこと書いたの?
「あなたを魅了したミュージカル作品」という課題だったのですが、その直前に劇団四季の「美女と野獣」を観て、世界観にものすごく圧倒されて、そのことを書きました。でも、ミュージカルを目指したきっかけは「マンマ・ミーア!」 面接ではその話を。森泉先生(森泉博行教授)に、小論文は「美女と野獣」だけど、いいのかなと指摘されてしまいましたが、知ったばかりのミュージカルの魅力を一つにまとめる事は出来ませんでした。(笑)
ダンスとか、なにかやってた?
幼稚園の年長のころから、クラシックバレエとピアノを習っていました。バレエもピアノも友達がやり始めて、私も、やりたいやりたいとおねだりして。高校に入って、ヒップホップに興味がありダンス部があると聞いて、コロッと変えてダンス部に入りました。最初のころは、ヒップホップなのにバレエの癖で背筋が伸びてて、慣れるまでしっかり練習しました。今思えば、ヒップホップのリズム感だとかグルーブ感がすごく役に立ってますね。バレエとヒップホップ、両方を取り入れながら今はジャズダンスをやっています。ヒップホップのダンスでは、高校の全国大会まで行きました。
歌はどう?
歌と演技はやったことがなくて、受験すると決めてからです。
でも、いろいろ歌い込んでそう! 高校時代、カラオケとか行きまくってたでしょ(笑)
すごく行っていましたね。もともと歌うことは大好きで、週に一回のペースで行っていました。(笑) たぶん、それもあってミュージカルをやりたいと……
レパートリーは? 最高、何点くらい出した??(笑)
いきものがかりさんのYELLで、97点です(笑) ロックやJ-POP、いろんなジャンル、歌いますよ。
ヒトカラ(一人カラオケの略)とかも?
大学に入ってから行くようになりましたね。お芝居の練習と歌の練習で。学校から帰って来て、夜、もうちょっとやりたいなとなると、クルマを走らせてカラオケです。すごい集中出来て、近所迷惑にもならないのでオススメです!
ミュージカルコースの1日ってどんな感じ?
朝、学校に来て、ジャージに着替えて、授業もジャージで、お昼にも稽古があるので稽古して、午後の授業に出て、夜まで稽古か自主練習。校内、ジャージでうろついている子がいたらミュージカルコースです!(笑)
それで、舞台とか定期的に入ってくるんだ
そうですね。夏休み、春休み、長期休みは公演と稽古が入りますから、お休みは年末年始とお盆くらいですね。多いときは、月に4つステージがあるんです。今も、3週連続ステージです。土日の本番に向かって、短い期間で作り上げる。短い時間で作り上げられるようになれば、長い稽古でも作り上げられるので、スピーディーに自分の中に役を落とし込むことを意識するようにしています。
スゴイ! すでにプロ仕様の生活なんだ! 舞台をやっていくうちに身に付くと
実際にステージに立つことで上達するんだと思います。お稽古ばかりしていても、それを出す場がないと。やっぱり形にするのがミュージカルだと思います。名芸のミュージカルコースは、実際に舞台に立つ機会が一年を通して凄く多いのが本当に強みです。練習室もたくさんありますし、本当に最高の環境で学ばさせていただいています。
練習もタップリできて、実践の場もある
私はダンスしかやっていなかったのですが、歌もダンスも演技指導も先生方が本格的に教えてくださるので、経験がなくても大丈夫です。今年の1年生からはカリキュラムに実技の授業が増えていて、とっても羨ましいです。こっそり聴講しようと思います。
今後は?
在学中からオーディションを受けて、劇団や事務所に所属したいと思っています。四年生なのでオーディションが就活ですね。在学中は先生や先輩、OGOBの方々と共演する機会が嬉しいことにあるので、勉強になる部分をどんどん吸収していきたいです。舞台で活躍されて、キラキラオーラを放つ方々の側で舞台に立てるほどタメになることは無いので、残り1年しっかり学んで行きたいです。