東海テレビとコラボレーション、ふるさとイッチー祭 ステージバックパネルデザインを担当

 本学は東海テレビとコラボレーションし、2023年10月28日(土)、29日(日)に久屋大通公園で開催されたイベント、東海テレビ開局65周年 ふるさとイッチー祭 グルメパークのステージバックパネルデザインを担当、ステージイベントで作品の紹介を行いました。また、舞台芸術領域の学生がステージスタッフとして参加、オンエアされる番組を手伝い、TV局のスタジオで実際に使われているセットの建て込みを見学させていただきました。

 バックパネルを制作したのは、イラストレーションコース 工藤詩織さん、林口七恵さん 作品名「food stickers」(共作)、イラストレーションコース 岸崎陽南さん 「食欲誘惑」、コミュニケーションアートコース 石川清菜さん「トラペジスト」、ヴィジュアルデザインコース 大谷みゅうさん「Chefイッチーくん」の5名による4作品。東海テレビのキャラクターであるイッチーくんとイベントのテーマである食べものをモチーフとしたもので、放送で広く公開されるため老若男女問わず誰もが親しめる明るく楽しい作品となっています。
 ステージイベントでは、5人がステージに上がり伊藤大悟アナウンサー、イッチーくんと共演、作品について説明をしました。食べものがモチーフとなっているだけに楽しいステージとなり、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
 午前中にはこのステージを使い、情報番組「スイッチ!」のスペシャル番組が放送され、舞台芸術領域の学生がスタッフとして参加しました。段取りに合わせて出演者が座る椅子を用意したり捌けたりする作業でしたが、お客さんを入れた公開放送本番の緊張感を味わいました。

工藤詩織/林口七恵

food stickers

岸崎陽南

食欲誘惑

石川清菜

トラペジスト

大谷みゅう

Chefイッチーくん

 ステージが終了した午後は全員で東海テレビのスタジオへ移動、東海テレビ 美術部 水野亮さんの案内でセットの建て込みを見学しました。2つのスタジオを使い、ひとつは平日に放送される「スイッチ!」のセットを常設、もうひとつは番組に合わせて組み替えるとのこと。この日はちょうど翌日のお昼に放送される「タイチサン!」のセットを組んでいるところでした。組み立てる様子に加え、セットをデザインした美術スタッフに直接デザインコンセプトについてお話を伺うなど貴重な機会となりました。完成したセットの中に入り、配置されている小道具やディテールも観察、デザインコンセプトを伺ったあとに見るとクリエイターのこだわりの部分が感じられます。見応えがあり、十分立体作品として鑑賞できる水準にあることがわかります。
 また、セットのほか数々の大道具、小道具が収納されている倉庫も見せていただきました。放送で使われるありとあらゆるものが置いてある倉庫は、まるでおもちゃ箱のようでいつまでも見ていて飽きない楽しさがありました。舞台美術コースを志望するという学生からは、スタッフの仕事はいい経験にもなるし背景や倉庫も見られて来て良かったですと笑顔で話し、大いに刺激を受けた様子でした。

 ステージスタッフへの参加は2日間にわたり行われ、学生らには大きな経験となりました。バックパネルの制作もステージスタッフへの参加も、学生にとって貴重な機会となり、有意義なコラボレーションとなりました。