デザイン領域 北名古屋市フードドライブ事業にボランティア参加 食品1000点超が集まりました

 2022年10月30日(日)、北名古屋市は余った食品を市民から回収して食料支援につなげるフードドライブ事業をピアゴ西春店で開催。食品の回収ボランティアに、フードドライブ事業のポスターを作成したデザイン領域の学生が参加しました。

 ボランティアに参加したのは、ポスターを制作したデザイン領域1年生の小島結さん、長岡知里さん、久田釈世さん、さらに昨年ポスターを制作しボランティアにも参加したデザイン領域 スペースデザインコース 2年 城田菜月さんの4人。今回から、北名古屋市女性の会も加わり、賑やかに回収が行われました。

 午前9時からの回収に合わせ、北名古屋市環境課の指示の下、女性の会の方々と回収の方法を手分けしました。回収できるものとして賞味期限が1ヶ月以上あるものとされているため、受け取った食品が開封されていないかを確認し、どれくらいの量があるか点数をチェック、さらに賞味期限を確認して、箱に詰めて品名と賞味期限を箱に記す、という手順で回収します。このように、単に食品を受け取るだけでなく、それが適切なものか確認し、バックヤードで整理して箱詰めする仕事があります。これらの作業を参加者が分担し、回収します。

 スーパーの開店とともに、食品を手にした方が訪れます。中には台車にいくつもダンボールを積み重ねた方もおられ、ボランティアたちからはうれしい悲鳴が上がります。作業を進める中、学生らは女性の会の方々とも打ち解け、和やかな雰囲気のなか回収が行われました。食品点数を何度もチェックしながらリストが埋まっていくことに、皆でよろこびとやさしさ、やりがいを感じました。
 回収を始めてから2時間も過ぎた頃には、1000点を上回る数の食品が集められ、机の上にはダンボールの山ができあがりました。NPO フードバンク愛知の寺田覚さんは「点数で1300点以上、目算ですが現時点で200kgは超えてると思います。前回が850点ほどだったので倍くらいなるかもしれません。1か所でこれほど集まったのは全国的に見てもトップクラスじゃないかと思います」と顔をほころばせました。寺田さんによれば、「まだまだフードドライブ事業に対して周知が足りなく、参加したいと思っていてもどうやって参加していいかわからない人が多くいるのでは」とのこと。ポスターをはじめとする周知活動や、回収にも学生が協力して取り組んでいることに、高い評価をいただきました。