イラストレーションコース 尾上優衣さん、名古屋矯正管区のデジタルサイネージ映像を制作、感謝状を授与されました

 デザイン領域 イラストレーションコース 3年 尾上優衣さんが、サカエチカ クリスタル広場のデジタルサイネージに表示する再犯防止の広報動画を制作、感謝状を授与されました。名古屋矯正管区は、法務省の地方機関で刑務所、拘置所、少年院、少年鑑別所に対し、矯正事務全般にわたって指導、監督等する機関で、地方公共団体や民間支援団体、地域社会とともに再犯の防止と更生支援に取り組んでいます。再犯防止には、地域の支援が不可欠であるため、広く一般に地域の方の理解を得るためのPR映像の制作依頼が本学にあり、イラストレーションコース 片山浩 准教授の推薦で尾上さんが制作することとなりました。尾上さんは、イラストレーションコースでありながら、これまでにもアニメ制作に取り組んでおり実力を買われての起用となりました。

 尾上さんは、事前に名古屋矯正管区から業務の説明を受けたり、刑務所を見学するなどして映像を制作しました。ストーリーは、出来心で起こした窃盗で刑務所に入った主人公が、罪を償い出所後社会復帰を目指します。しかしながら思うように就職できず、再び罪を犯してしまいそうになるところ優しい声をかけられ社会復帰ができるという内容。社会復帰には地域の支援が必要なことを伝えるアニメーション作品です。

 この連携事業に対して名古屋矯正管区から名古屋芸術大学に感謝状が贈られることになり、2023年1月19日に受領しました。管区長 高橋昌博氏からは「15秒という短い時間の中に、矯正施設から出所し社会復帰するまで数年分の時間が表現されており、素晴らしい出来映えです。また、栄という場所で、こうした私たちの取り組みをアピールできることも非常に大事なことで、とても嬉しく思っています」とお褒めの言葉をいただきました。

 PR映像は、サカエチカ クリスタル広場のサイネージエイト(クリスタル広場ビジョンの外側、4本の柱、合計8面)で1月31日まで5分に1回放映されます。栄にお越しの際は、ぜひご覧下さい。