音楽領域 声優アクティングコース説明会&アフレコ体験会を開催しました

2017年7月22日(土)、東キャンパスで芸術学部芸術学科音楽領域 声優アクティングコースの説明会、アフレコ体験会を開催しました。声優アクティングコースは、2018年度から新たに設置されるコースで、中部地区の大学では初めてのことになります。声優、アニメソング歌手として必要な基礎的訓練、発声、滑舌、歌唱レッスン、身体トレーニングなどを学び、現役のアニメーション音響監督による演技レッスンを行い、エンターテインメント業界の最前線で活躍していくことのできる人材を育成するコースとなります。
説明会&アフレコ体験会当日は、はじめに2号館中アンサンブル室での説明会、その後、同じく2号館のレコーディングスタジオに移り、デモ用のアニメーションに実際に声をあてるアフレコ体験会を行いました。

説明会開始時刻の30分ほど前から、受付には多くの高校生、保護者の方々が訪れ、コースへの関心の高さが窺えました。説明会では、中アンサンブル室いっぱいに椅子が用意されましたが、それでも足りず、急遽、座席を追加するほどの盛況となりました。
説明会は、音楽領域主任の依田嘉明教授から、大学に声優養成のコースが設置されることは中部地区で初めてであり、自分たちにとっても非常に楽しみであること、声を仕事とする職業の将来性についてなど、挨拶がありました。
続いて、担当の平光琢也教授から、具体的なコースの説明がありました。最近の動向として、アニメーションで声をあてている人がそのまま舞台で演じるということを求められている、2.5次元ミュージカルを例に舞台に立つことのできる声優が必要とされている、と説明がありました。そのことを前提に本学の声優アクティングコースのカリキュラムが組み立てられており、これは声優の専門学校ではできないこと、また、アフレコ体験で使用するアニメーションも本学の学生が作ったものであることを紹介し、生バンドでミュージカルができることを例に、音楽、美術、デザイン、ミュージカルコース、声優アクティングコース、他の領域とも連携して一緒になって作っていけることのメリットを説明しました。こうした学生が自分たちの手で作るということに、自身もわくわくしていると話されました。特別客員教授として、声優、音響監督として活躍する郷田ほづみ氏を招くこと、また、現在講師の交渉を行っている声優を紹介し、一線で活躍する現役の声優、音響監督が講師を務めることを紹介しました。また、4年間という間、さまざまな領域の専門を学びながら本当に自分のやりたいことを見つめ直し選択することができるという、本学の特徴についても説明しました。

続いて、ボイストレーニング、歌、発声などを担当する、元タカラジェンヌのまほろば遊氏が登壇し、リトルマーメイドから「パート・オブ・ユア・ワールド」 (Part of Your World)を披露しました。歌声に会場の空気は一変、うっとりと聞き惚れました。「芸に携わることは、人生が輝くこと」と参加者にエールを送り、説明会は終了となりました。

引き続き、1階のスタジオに移り、アフレコ体験会が行われました。1時間ほどで終了の予定でしたが、参加者全員が体験できるように、急遽予定を変更し時間を延長して行いました。コントロールルームから平光教授が指示を出し、プロのアフレコ現場と全く同じ雰囲気です。実際の現場でのマナーに始まり、台詞の読み方、強弱、アクセントなど丁寧に指示し、まさに本番さながらの体験会となりました。

また、1階ロビーでは随時入試相談が行われ、参加した高校生、保護者の方々が熱心に質問する姿が見受けられました。

本コースの受験は、以下の入学試験がございます。詳細は特設ページをご参照下さい。

受付開始と同時に多くの来場者が訪れ、コースへの関心の高さが窺えました

中アンサンブル室での説明会。椅子を急遽追加するほどの盛況

音楽領域主任 依田嘉明教授の挨拶

平光琢也教授から、コースの詳細について説明

非常勤講師就任予定 まほろば遊氏によるリトルマーメイド「パート・オブ・ユア・ワールド」(Part of Your World)会場はうっとり

レコーディングスタジオでのアフレコ体験会。現役の音響監督である平光教授の指示でスタート

アニメーションはデザイン領域の学生によるもの。台詞の読み方やアクセントなどを丁寧に指示し、本番さながらの雰囲気

普段からアフレコの練習をしていると思われる高校生も多く、平光教授も感心した様子でした

体験会終了後、また、ロビーでも、熱心に質問する姿が見られ、関心の高さが窺えました