官民学合同説明会&交流パーティーを開催

8月6日(火)、東キャンパスにて本学初めての「官民学合同説明会&交流パーティー」を開催しました。この催しは、本学キャリアセンターの主催で行われ、北名古屋市役所、愛知県警、防衛省自衛隊などの公的機関、アイリスオーヤマ株式会社、株式会社河合楽器製作所などの私企業、あわせて20以上の出展があり、ブースを設けて学生が直接官庁企業の方々から説明を受けたり話ができる機会となります。夏休み中にもかかわらず、就職に関心のある多くの学生が参加しました。
合同説明会に先立ち、3号館ホールにてキャリアセンター長 中川直毅教授から「企業から見た名芸大生、大学から見た名芸大生」という演題で、特別セミナーとしてお話しいただきました。就職に関心のある学生に加え、説明会に参加いただいた官庁企業の皆さまにもセミナーに出席いただき、盛況なものとなりました。
有効求人倍率の変遷から今後の雇用動向について、また、働き方改革が進められ変化する労働環境と労働効率、さらに、AI(人工知能)の普及について、コンビニやスーパーの自動レジの普及やクルマの自動運転を例に、予想よりも早く普及するのではないかと説明しました。あわせて、AIの普及により今後、人間がやるべき仕事と人間にしかできない仕事が中心になっていくと考えられ、そうした時代には、創造性や情報分析力、業務改善力、交渉力、リーダーシップ力といったビジネススキルがますます重要になっていくと説明しました。
芸術大学には、これらの力を養うカリキュラムが用意されており、本学の学生らが学んでいる内容を紹介し、それぞれの領域の学生がどんなビジネススキルにつながる特性を持っているかを説明しました。これからのキャリアの動向としては、本業に加え副業を持つことが一般化してくることが予想されること。副業として収入の増加だけでなく、得意な分野でボランティアとして社会とかかわることや、学生時代では叶わなかった夢の実現や自己のスキルアップとして捉えることもでき、豊かな生き方につながると説明しました。また、本学の取り組みとして、キャリアセンターの活動やWorldeaでの取り組みも紹介し、今後の社会の変化に対応して行くこと、また、企業も学校も学生も、社会の動向をよく見ながら、早く感知し、早く対応して行くことがなによりも大切とまとめました。
セミナーのあとは、2号館ホワイエにて、合同説明会が開催されました。官庁企業ごとにブースを設け、集まった学生に詳細に説明しました。パンフレットや説明用の映像を用意するところも多く、学生との座談会形式で自由に話せるブースもあり充実した内容となりました。3年生の学生では、この説明会が初めての就職活動となった学生も多く、学生からは、複数のブースで話を聞き自分の将来やキャリアについて考える契機になったという声も聞かれました。
合同説明会のあとは、学生食堂での交流パーティーとなり、官庁企業様、本学スタッフ、学生の間で歓談が行われました。参加した官庁企業の皆さまからも笑みがこぼれ、学生とも忌憚のない意見交換をする姿が見られ、説明会よりも一層穏やかで和んだ雰囲気が
印象的でした。 こうした催しは本学としては今回が初めてでしたが、今後キャリアセンターでは、毎年恒例の催しとして定着することを目標とし、さらに多くの企業、学生に参加してもらえるよう、進めていくことが確認されました。

キャリアセンター長 中川直毅教授の特別セミナー「企業から見た名芸大生、大学から見た名芸大生」。参加した官庁企業の方々にも出席いただきました

合同説明会ではパンフレットや映像を使って説明するほか、気軽な形式で学生と面談したり、学生から相談を受けるブースも見られました

官庁企業の各ブースの様子

官庁企業の各ブースの様子

合同説明会終了後は、食堂で交流パーティー。和気あいあいとした雰囲気に