ミュージカルコース卒業公演「ALICE THE MUSICAL」上演

2021年2月9日(火)、10日(水)、ミュージカルコース卒業公演「ALICE THE MUSICAL」を上演しました。ミュージカルコースの卒業公演は、名古屋市内のホールで行われるのが通例でしたが、今回はコロナ禍の影響もあり、東キャンパス3号館ホールにて「ダイヤ組」9日と「スペード組」10日の2公演に分け、人数制限完全予約制、全席指定での公演となりました。それでも多くのお客さまにお越しいただき、充実した卒業公演となりました。

演目は「ALICE THE MUSICAL」。ルイス・キャロルの不思議の国のアリスをポール・ボイド氏が戯曲化したもので、1998年の初演以来、ロンドン・ウエストエンドを中心に世界中で上演されている作品です。馴染み深い不思議の国のアリスの物語を、アリスが裁判でハートの女王を倒してもとの世界に戻るまでのストーリーに脚色。チェシャ猫をストーリーテラーに据え、狂言回しの白うさぎ、陽気ないも虫、トゥイードルダムとトゥイードルディーの演技デュオ、帽子屋と地下政治活動のティーパーティー、そして物語のキーを握るホワイトナイトと、おなじみのキャラクターたちが歌って踊って、不思議な世界をステージに展開します。

印象的なのは、楽曲の素晴らしさ。オープニングの“Wonderland”、60年代ポップス風の“What's She Gonna Do?”、ラテンのリズムが楽しい“Nothing Here Makes Sense”、アリスがしっとりと歌い上げる正統派バラードの“Home”など、キャラクターごとに見どころがたっぷり。それぞれが練習してきた成果を発揮し、歌声で観客を魅了しました。物語のクライマックスには、キャスト全員ですべての曲をディスコ調でメドレーにした“Mega-Mix”を披露。ノリの良い曲にキレのあるダンスで会場を大いに盛り上げました。歌と踊り、演技というミュージカルの基礎的な要素をしっかりと見せる充実した公演になりました。4年間の成果にふさわしいステージに、いつまでも拍手が鳴り止みませんでした。

チームダイヤ

チームスペード