テキスタイルコース 有松にてオリジナルブランド手ぬぐいを限定販売

 6月5日(土)、6日(日)の二日間、テキスタイルコースの学生が、授業で制作したオリジナル手ぬぐいを有松にて販売しました。例年、テキスタイルコースでは「有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクト」と銘打ち、学生が有松絞りの技法を学びオリジナルデザインの手ぬぐいを制作、6月に行われる「有松絞りまつり」会場にて販売するという、商品の企画から生産、販売までを行うプロジェクトを実施しています。残念ながら新型コロナウイルスの影響で昨年から有松絞りまつりは中止となっていますが、今年は、授業でもお世話になった(株)張正、(株)SUZUSANが手がける雑貨店 「aigaeshi」隣の特設ブースの2か所にて限定販売することとなりました。
 張正では藍色の手ぬぐいを、特設ブースでは学生らが考案した「染めいよしの」「ピコ」「けふけふ」「ShiboLil」の4つのブランドの手ぬぐいを販売しました。

 10:00からの販売にあわせ、商品を並べディスプレイの準備を行いますが、当日朝になって張正で販売する予定の手ぬぐいの一部が届いていないことがわかり慌てる一幕も。こういったトラブルは実際に出店する際によく起こるものであり、こうした経験が得られることも実地販売を行う手ぬぐいプロジェクトならではといえます。在庫の数と売れた数、金額をチェックするためのリストを制作、確認して、いよいよ販売開始です。
 今年も中止となった「有松絞りまつり」ですが、直前の決定ということもあり、期間中にSALEを予定していたお店はSNS等で顧客に連絡してお店を開けていたり、中止となったことを知らないまま有松に来られたお客さまもいたりするなど、人通りは少ないものの熱心な絞りファンが有松を訪れているという少々特殊な状況となりました。午前中から、全身を絞りでコーディネイトしたお客さまがチラホラと通りかかるといった具合です。
 学生らは通り行く人に声をかけ、立ち寄ってくれたお客さまに自分のブランドや制作した商品について、コンセプトや技法を説明しました。
 ブランドは、「けふけふ」「ShiboLil」が4年生、「染めいよしの」「ピコ」が3年生ですが、落ち着いた「けふけふ」「ShiboLil」に対し、カラフルで元気いっぱいの「染めいよしの」「ピコ」といった感じで、学年ごとのカラーが出ていることも印象的でした。初めての接客で緊張する学生もいれば、アルバイトの経験を生かしてか慣れた接客ができる学生もおり、お客さんを楽しませつつ自分たち商品へのこだわりや思いを伝えました。どのお客さんも、気になる手ぬぐいを広げしっかりとデザインを吟味して選んでいるようでした。迷いに迷って買っていく方もいれば、事前にWebでチェックしてどれにするか決めてきている方もおられ、さまざまな顧客へのアプローチ方法が必要であると感じさせました。
 お店を訪れたお客さんに伺うと、本学の手ぬぐいブランドプロジェクトのことをよく知っていて毎年楽しみにしているという声がいくつも聞かれました。続けて何年も購入しているというお客さんはショッパーやパッケージなどだんだん良くなってきていると感心している様子で、手ぬぐいプロジェクトが一定のファンを獲得していることが確認できました。

 規模を小さくしての開催となりましたが、手ぬぐいプロジェクトがファンを獲得していることや有松・鳴海絞りを応援してくれている方々の存在を感じました。学生たちにとって非常に大きな経験となったことと思われます。