8月21日(土) オープンキャンパスを開催しました

 7月に続き8月も事前予約制、検温・手指消毒等の感染症予防にご協力をいただきながらの開催になりましたが、多くの皆さまのご来場をいただき、体験型のワークショップや模擬授業、レッスンへの参加で、各学科・領域の魅力を知り、キャンパスライフを身近に感じていただきました。
 開催されたワークショップ、模擬授業、レッスンの一部をご紹介します。

東キャンパス

【芸術教養領域】体験授業「日用品美術館をつくろう!ー身近なものをアートの視点で見つめ直す」

 デュシャンの「泉」を紹介し、レディメイドを説明。実際やってみようと、用意されたアイテムから参加者が選びます。アイテムは、はさみや洗濯ばさみといった日用品。タイトルと説明を書き込み完成。なかなか面白いできばえでした。

【音楽領域 ウインドアカデミーコース】体験ワークショップ「管楽器リペア体験」

 ワークショップ担当の佐々木智克先生から「楽器のリペアは、実務の中で憶えていくもので、とても4年間のカリキュラムの中で習得できるものではありません。しかも、故障は(よく壊れる場所もあるが)その都度、異なるもの。同じ楽器でも、年代やメーカーによって構造が異なる場合もあり、憶えられるものでもないのです。そこで、大事になるのが論理的な思考。構造を観察し、故障の因果関係を考え、適切に処理することになる。その訓練がカリキュラムの半分近くを占めるのかもしれません」との説明がされました。
 ワークショップでは、故障の条件を考えるクイズを行い、その後、分解されたトランペットのバルブ部分を想像しての組み立てを行いました。

【教育学部こども学科 子ども創作・表現コース】模擬授業「『見てクレー〜!』画家パウル・クレーの魅力にせまる!」

 新設7つのコースから「子ども創作・表現コース」による模擬授業。パウル・クレーについて説明し、絵のタイトルを考えさせることで鑑賞眼を養い、たくさんのスライドや谷川俊太郎の詩と併せて鑑賞し、パウル・クレーの絵をベースに作品を創作するという盛りだくさんの内容でした。

【教育学部こども学科 幼児保育・福祉系コース】模擬授業「赤ちゃんから学ぶ 〜赤ちゃんのお世話体験〜」

 赤ちゃんはなぜ可愛いのか、アタマの大きや目の場所など、生物学的な見地を紹介、実際に赤ちゃん人形を使ってお世話を体験。昔の育児を思いだし懐かしむ保護者の方もいらっしゃいました。今回は参加者が全員女性(学生、保護者も)だったので、次回は男性のご参加もお待ちしています。

西キャンパス

【デザイン領域 スペースデザインコース】体験ワークショップ「小さな椅子作り」

 自分の好みの座面の形を型紙に描くと、それに合わせて本学木工房技術員がカット、研磨、脚穴を開けます。
 最後に自分で脚を打ち込んで、あっという間に完成です。梱包・肩掛け用のひもをつけてもらってプレゼント。できあがった「小さな椅子」を肩にかけて学内見学をする姿はちょっとオシャレに見えました。

【デザイン領域 ライフスタイルデザインコース】体験ワークショップ「わたしものさし」

 学内の「デジタルファブリケーション工房」を利用し、レーザーカッターを使って参加者の身体尺を反映したオリジナルのものさしを制作しました。できあがったものさしの保護テープを外し、切りくずを拭き取ると、自分の名前と名古屋芸大のマークが刻印されていて思わずにっこり。

【デザイン領域 メタル&ジュエリーデザインコース】体験ワークショップ「シルバーリングを作ろう!」

 毎回大人気のワークショップで、今回も盛況でした。作業をしながらの”個別進学ミニミニ相談会”もお馴染みの光景です。

【美術領域 コミュニケーションアートコース】体験イベント「クロッキー体験」

 リラックスした雰囲気の中、クロッキー(速写)を通じて描く対象の「中心を捉える」トレーニングの重要性と方法をわかりやすく説明。参加者の皆さんはご家族の見守る中、真剣なまなざしで取り組んでいました。