卒業制作優秀賞

北名古屋市長賞

名古屋芸術大学後援会賞

名古屋芸大展選出

Mind-set Drowings for 18days

洋画コース

大嶽 涼太

洋画コース 大嶽 涼太
 日々を描いた小品とそれらを象徴するような大きな作品が組み合わされた連作的な作品。タイトルからもわかるように、1日ごとの心象を絵画にしたもので、時間的な連続性と経過も感じます。また、ユニークなのは文字がモチーフになっていること。言葉がそのまま絵になっています。「自分なりの方法で言葉を絵にしてみました。子どもの頃から、思っていることや心に浮かんだことを文字に書く癖があり、自分の癖を作品に生かしてみました」。
 アルバイトでパワハラまがいの経験を受け悩むことになったこの1年。「自分は何をやればいいのかわからなくなり、大学4年の1年間は、あまり絵も描けず、ずっとネガティブな状態でした」 。救ってくれたのは古くからの友人。「毎日すこしでもできることをやってみたら」と助言され、毎日を絵にしていったといいます。「先生や友達から、カルテみたいだねとか、アウトサイダーアートっぽいと言われました。展示では、自分の主観だけではわからない、いろいろなことに気付かされました。同じような悩みを抱えている人とコミュニケーションできたことも良かったです」 。絵を描くことで自身を癒やすことにもなったといいます。

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