2022年4月13日からギャラリー名芳洞(名古屋市中区錦1丁目20-12)で開催中の、本学日本画コースの元教授、市野鷹生先生の個展にお邪魔しました。
少女の何気ない仕草、動物の親子等をモチーフに「無垢」「安らぎ」「慈愛」を表現した市野先生らしい世界が展開される中、ギャラリー中央には鬼気を纏ったかのような大きな作品が二点。
先生は「偶然です」と微笑んでいたが、『無題』『寒山拾得』の二点は、人間それ自体の尊厳を踏みにじったかの国のリーダーへ突きつけた切っ先のように感じました。
悪天候にも関わらず今回も、先生の作品・人柄を慕って大勢の来場者が訪れていました。
『市野鷹生展』最終日は5月1日(日)までです。