イベント

2022年2月25日(金)~3月5日(土)「田中哲也展‐輝器」のご案内

2022.02.25~2022.03.05

展覧会

本学教員の田中哲也先生が、東京都千代田区のH-art Beat Galleryにて、
「田中哲也展‐輝器」を開催いたします。

是非、ご来場ください。

◆日時 2022年2月25日(金)~3月5日(土)※3月1日休み
    13:00~19:00 ※最終日は18:00まで
    作家在廊予定日:2月25日(金)~27日(日)
◆場所 H-art Beat Gallery
    〒 101-0051 東京都千代田区神田神保町2-38-10 多幸ビル2階
    Tel/Fax: 03-6256-8986
    http://hartbeat.co.jp/
◆概要
 私の作品は、工芸であり、現代美術でもあります。日々、その交差点あるいは臨界点を提示できないだろうかと考えています。近年、陶芸家にしか出来ない現代美術とは何かと考え制作しています。我々陶芸家は器をつくりますが、見えないものや、形のないものを盛る器をつくることにより新しい表現が可能だと考え、2012年から、光を盛るための器というコンセプトで輝器‐KAGAYAKIを制作しています。輝器本体には、2009年に信楽窯業試験場で開発された焼成すると半透明になる土、信楽透土を使用しています。作品内から青色LEDライトで照らしています。輝器から発する光が、人々の魂を浄化させるようなものとなればと思います。
 我々陶芸家は、手で考えることを知っています。学生の頃から良く先生に「頭で考えるのではなく、土からのメッセージを聞き、手で考えなさい」と言われました。最近このことがどういう意味か分かってきたような気がします。手、指先でものを感じ、考えものを創る。素材を理解し活かす、卓越した手仕事と言う工芸的思考+その時代の現存(プレゼンス)を提示すると言う現代美術的思考によって、新しい領域あるいは様式を展開できないだろうかと考えています。