教員紹介

早川 知江(はやかわ ちえ)

  • 早川 知江

所属

  • 大学院 人間発達学研究科 子ども発達学専攻
  • 教育学部 子ども学科 共通科目等担当
  • 教育学部 子ども学科 学校教育系

職位/役職

教授/教務学生主任

略歴

愛知県出身
2000年 南山大学文学部英文科卒
2006年 東北大学国際文化研究科博士課程修了
博士(国際文化)

研究活動

【専門分野】
小学校英語教育、絵本分析、言語学(選択体系機能理論)

【研究課題】
小学校外国語の指導技術向上、小学校外国語授業への絵本利用、英語絵本読み聞かせ技術指導、絵本における文と絵の関係性、言語学理論(選択体系機能理論)を用いたテクスト・画像の分析

【所属学会】
小学校英語教育学会(JES)、日本機能言語学会(JASFL)

【研究業績】
*過去5年間のもののみ(それ以前につきましては、下記「リサーチマップを見る」リンクからResearch Mapをご参照ください)

2020年10月「小学校「外国語」教材中の絵本:ことばを補助する挿絵の「わかりやすさ」」Proceedings of JASFL, Vol. 14. pp27-40 日本機能言語学会

2021年3月「小学校「外国語」「外国語活動」における絵本読み聞かせ技術の向上をめざして」『名古屋芸術大学研究紀要』第42巻 pp267-288.

2021年3月「キャリア意識醸成のためのアクティブラーニング:「アートプロジェクト2」絵本読み聞かせプロジェクトでのリサーチ活動」『名古屋芸術大学キャリアセンター紀要』第10号 pp105-120.

2021年12月「英語絵本読み聞かせに活用できる英語表現集の開発 小学校外国語教育における読み聞かせ技術の向上を目指して」Proceedings of JASFL, Vol. 15: pp1-14. 日本機能言語学会

2022年3月「英語絵本読み聞かせのための教室英語表現集の提案:英語が苦手な教員が小学校「外国語活動」を英語で行うために」『名古屋芸術大学研究紀要』第43巻 pp159-177.

2022年3月「小学校教員養成課程科目「外国語科指導法」におけるアクティブ・ラーニング:学生グループ主体の教室英語訓練法の提案」『名古屋芸術大学キャリアセンター紀要』第11号 pp119-132.

2022年10月「児童の予測を引き出す英語絵本読み聞かせ:小学校外国語教育における読み聞かせ技術の向上を目指して」Proceedings of JASFL, Vol. 16. pp1-14.
日本機能言語学会

2023年3月「英語絵本読み聞かせのための教室英語表現集の提案:実践検証と表現集の改善」『名古屋芸術大学研究紀要』第44巻 pp179-193.

2023年6月「児童の発話を促す英語絵本読み聞かせ:絵本反復利用における「問いかけ」の位置付け」『機能言語学研究』第12巻 pp37-54 日本機能言語学会

2023年9月「小学校英語授業における教員の語り方:教室英語の知識を現場でのキャリアに繋げる」『名古屋芸術大学キャリアセンター紀要』第12号 pp103-116.

2023年10月「小学校英語教育における英語絵本を用いた「言語活動」の提案:SFLによるコンテクストの3要素を枠組みとして」Proceedings of JASFL, Vol. 17. pp13-23. 日本機能言語学会

2024年3月「「言語活動」を通して小学生が英語の語彙・文法を学ぶための絵本活用法」『名古屋芸術大学研究紀要』第45巻

2024年9月「英語絵本読み聞かせ技術向上のためのメソッド提案:小学校英語教育で使える実践的技術を目指して」『名古屋芸術大学キャリアセンター紀要』第13号 pp165-179.

2024年10月「小学校における英語絵本読み聞かせのための教師用教材の提案」Proceedings of JASFL, Vol. 18. pp15-27. 日本機能言語学会

2025年3月「小学校授業における教師の発話:児童が「答えやすい」問いかけとは」『名古屋芸術大学研究紀要』第46巻

授業科目

英語1, 2
外国語(英語)
外国語科指導法(英語)
英語学概論
英語児童文学
基礎演習
専門演習
卒業研究・卒業制作

その他①

【講演可能なテーマ〈生涯学習講座など〉】
「音で遊ぶ英語の絵本」
英語の絵本を読みながら、「ことばの内容」だけでなく、「ことばの音」にも意味があることを楽しく学び、ことばに対する理解を深めましょう。やさしい絵本を使うので、英語が得意じゃなくても大丈夫です。

「絵本の絵とことばの関係」
絵本の文と絵は、必ずしも同じ内容を表しているとは限りません。絵が、文にない内容を付け足したり、大げさにしたり、時には文と反対の内容を表したり…。易しい英語の絵本を使い、文だけを訳してどんな絵がついているか予想し、後から実際の絵を見てみましょう。ことばと絵の意外な組み合わせが、絵本を豊かに面白くしていることに気付きます。

「絵本の中のいたずら」
絵本の絵の中には、いろいろな「いたずら」が仕掛けられています。本文には全然出てこないキャラクターがいつも隅っこに描かれていたり。同じ部屋を描いた絵なのに、ページごとに壁に掛けられた絵が少しずつ変わっていったり。そんな、思わずクスリと笑ってしまういたずらを探しながら、絵本には、文によるストーリー以外にも楽しむ要素がたくさんあることを学びましょう。

「伝わる英語の発音」
英語はいまや世界の「共有語」。ネイティブのような発音ができなくても、伝わればいいと思って堂々と話しましょう。でも、誤解なく「伝わる」ためには、発音にちょっとしたコツが要るのです。

「英語絵本の読み聞かせでやり取りを引き出そう」
Eric CarleのFrom Head to Toeという絵本を読みながら、一緒に体を動かしてみましょう。絵本を楽しみながら、子どもの反応を引き出す具体的な方法やコツを学びます。

【受験生へのメッセージ】
教育学部 子ども英語コースでは、子どもたちにコミュニケーションの楽しさを伝えられるよう、小学校英語の指導法を専門的に身につけます。英語教育は、「自分のことを話したい」「相手の言うことをわかりたい」「伝わると楽しい」という心を育むところから始まります。ことばを通して分かり合う喜びを子どもに実感してもらえるよう、一緒に指導技術を磨きましょう。