卒業制作優秀賞

ブライトン大学賞グランプリ

北名古屋市長賞

名古屋芸大展選出

irene project

スペースデザインコース

高岡卓史

スペースデザインコース 高岡卓史
 バリトンサックス奏者でもある作者が、バンドメンバーを集めブラスファンクバンドを結成。自身のバリトンサックス、さらにメンバーのトロンボーン、コントラバス、ドラム、テューバ、テナーサックス、トランペット専用の椅子を設計し制作した作品。楽器の形状はもちろん、演奏者の身長や演奏姿勢も考慮に入れ設計されています。プレゼンテーションはバンドの演奏に合わせてと、非常にユニークなものとなりました。
 「高校時代から吹奏楽部でサックスを吹いていました。大学からは、音楽は趣味として関わって行こうと思っていましたが、音楽や音に関係するものばかり制作していました。卒展では、楽団のための椅子を提案しようと思い、6月に東キャンパスで開催されたランチタイムコンサートの“まぜこみわかめ”をきっかけに音楽領域の友人の伝でメンバーを探してもらいました」。
 スペースデザインコースを専攻してから、サックスのマウスピースを3Dプリンターで制作したことを手始めに、課題の多くで自分の趣味の音楽を絡めたものばかり作っていたといいます。「ある先生に、君はパワーはあるのに、ちゃんと課題をこなしていかないと、と叱られたこともありました。自分の好きな音楽と融合させることをテーマにやり続けていたら、デザインが大好きになりました。講評会で、本当に頑張ったねといわれ、とてもとても嬉しかったです」。

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