古川美術館と「連携・協力に関する協定」を締結

 2024年2月6日(火)本学と古川美術館は「連携・協力に関する協定」を締結、協定締結式を古川美術館 分館爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸) 桜の間にて開催しました。協定の概要は、古川美術館と本学が包括的な連携のもとに、地域活性化、産業振興、学術文化振興等の分野で相互に協力し、地域社会の発展や協働のまちづくりを推進すること、本学の教育・研究及び優れた人材の育成に寄与すること、を目的とするものです。締結式では川村大介理事長、公益財団法人古川知足会 古川美術館 古川爲之理事長が、協定書に署名しました。

 協定締結式には、本学から川村大介理事長、濱田誠経営本部長、田中聰地域・社会連携部長、古川美術館からは古川爲之理事長、伊藤洋介館長代理兼事務局長、河田秀子館長秘書・事務局、早川祥子主任学芸員が参列。伊藤洋介氏の進行のもと、しめやかに式典が執り行われました。会場となった爲三郎記念館には、この日から公開となった本学の展覧会「古川美術館プロジェクト メイゲイのコウゲイ」の作品が展示され、式典に併せ、早川学芸員の解説のもと関係者が鑑賞しました。

 川村理事長は「学生たちの作品を見せていただき、ほっとするような温かな気持ちになりました。連携協定の意味はその通りなのですが、実際にこの数寄屋造りの建物に入りますと、彼らは本当に貴重な経験をさせていただいたのだなと肌身で感じました。この連携が、関係する者にとって喜ばしく良きことにつながるようにと思います」と祝福の言葉を述べました。
 古川理事長からは「過去、名古屋芸術大学の先生方にはお世話になっておりまして2000年に始めた若手作家展シリーズの第一回に長谷川喜久先生、瀬永能雅先生にご出展いただいたように記憶しております(2000年「岩絵の具の可能性を求めて~名古屋発、若手作家からの提言」)。今では教授としてご指導いただいているかと思うと感慨深く、また、今日でも展覧会などでお世話になりご縁が深いなと感じております。現在、国内外さまざまなことが起きています。天災、パンデミック、さらに理不尽な戦争……、そうした今だからこそ芸術文化というものが一層大切に思われます。名古屋芸術大学に少しでもお役に立てれば、これまで以上に協力しあえればと思っております」とお言葉をいただきました。
 式典の終了後も歓談は続き、終始和やかな締結式となりました。